むかし歩いた道をまた歩く#193
昨日は一日中ふさぎ込んで自宅で寝ていた。
何をしたかもよく覚えていない。
と書いているそばから、AmazonPrimeでワンピースを見ていたことを思い出した。
ベッドの中で。
ここ数日は本当によくわからない理由で、すぐ抑うつ気味になる。
40代以降が超絶不安になる。今月ちょうど40歳になるが、いまだに何者にもなれていないという不安感。結婚していない、出来るかどうかもわからない。急に子供が欲しくなった。
いや、そもそもこの年齢になるまで、何も結果を残さないなんて俺は何をしていたんだよ。などなど自分を責め始めたらきりがなくなって、出口が見えなくなった。
そんな折、ひとつのツイートを見た。
過去を後悔し未来をとても悲観的に見ていることが手に取るように伝わる記事であるが、引用RTには「これは単なるうつの初期症状だと思う」との記載。
「あ・・これって俺じゃん?」
そう思ってしまった。
このはてな匿名ダイアリーの記事に書かれていることも多少は当てはまりはするが、それ以上に、あらゆることに対して悲観的に見てしまっていることって、ただの抑うつ症状なのではないか?
もしかすると自分はまさに、うつ症状の渦中にいたんじゃないか。
そう気づくと一気に未来が開けてきたような気がした。
なぜならうつ症状からの回復は過去に経験があるからだ。
この道は歩いたことがある。一度ゴールテープを切ったことがある。
正直わからない。未来に不安があるのは事実なのかもしれない。
ただ、これほどまでに過度に不安になっているのは、本当にストレスから来る過食が原因の体重増加だけが原因なのだろうか。
2年半前と同様に、一時的な抑うつ症状に陥っていたということであれば、四六時中なにも気力が湧かない件も、将来についてとても悲観的に見てしまうことも説明がつく。
もしそうであれば、ここまでためてきた知見が役に立つ。自分の読書は単純にお金を稼ぐために読書をしてきたわけじゃない。生きづらさを解消するために本を読んできた側面もある。
それに気づいてから、さっそくイフェクサー37.5mmを1錠口にした。
SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)。簡単に言うと、幸せになれるお薬である。2年半前から常用しているが、最近飲んだり飲まなかったりしていた。
自分の場合、1日最大2錠まで飲んでよいので、少しの間2錠飲むことにしよう。幸い半月分くらい余っている。4月はまともに薬も飲むことが出来なかった。
もし本当に”ただの”抑うつ状態なのだとしたら、前回と同じ道をたどればよい。やりたくないことはしない。やりたいことをする。自分の心に負担はかけない。そしてそのゴールまでの過程は、自分の体が一番覚えている。
同じ道を歩いて、また同じように太陽が見えることを願う。