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弱みをさらけ出すと生きやすくなる?♯193

本日は月にだいたい1度あるハローワークの認定日だったため、午後からハローワークへ行ってまいりました。ハローワークでは珍しく男性の担当の方が対応してくださいました。わたしは障がい者窓口で相談や手続きをしているのですが、みなさまいつもとてもやさしく接してくれるので、本当にうれしく思います。

その後いつも通う図書館へ行き、いつものごとく楽しく読書をしてまいりました。わたしが通う図書館には蔵書が約4万冊あり、どれも楽しい内容の本ばかりなのですが、まあわたしが生きている間にすべてを読み切ることは出来ません。逆に言うと「趣味を見つけた」とも言えるわけで、これは本当に素晴らしいことだと、思っています。

私は精神疾患に陥るまで趣味といえる趣味をもっていませんでした。
まさに「趣味がなく、仕事しかすることない寂しい男性」だったと思います。今は読書がありますので、今後もし仕事を奪われることになったとしても、無限に本を読むことで時間を潰せる自信があります。その意味で、精神疾患に陥ったことは悪いことでは無かったのかもな、と思えることも無いわけではありません。

若くて体が元気だった頃の方が、逆に視野がとても狭かったし、考えも子供だった気がしますね。なので若いころに戻りたいか?と言われるとちょっと疑問符が付きます。だって若いころの方が間違いなく地獄だったからね(自分の人生を知っている人はみなそういうはず)。人間って本当によくわかりませんね。もちろん今も子供のままですが、少しはまともな子供になったのではないでしょうか。

さて、図書館では以下の本を読みました

北海道浦河町(競走馬の牧場で有名)にある精神病患者のためのクリニックを舞台にした本です。まだすべて読めていないのですが、途中に面白いセリフが出てきて、思わずうなずいてしまいました。

「精神疾患患者は自分で何が出来ないかを分かっているから、自らヘルプを出すことが出来て、結果的に生きやすくなる」
「健常者はふつうになりたがるのでなんでも自分で頑張っちゃうので生きづらい」 ※意訳。

院長先生のセリフなのですが、要するに、精神疾患になったことで自分の限界を知ることが出来て、逆説的に生きやすくなってよかったね。健常者は逆になんでも自分で頑張ろうとするから、逆に生きづらいように見えます。 とのお話です。

これはうなずく点が多かったです。
仕事でも上司によっては「できないときは早めにヘルプを出してね!」って言いますよね。アレと同じだと思います。そんな上司もヘルプを出せない人結構多い気がしますが・・・草。

自分は精神疾患にかかる前までは、くそ真面目で、なんでも自分でやろうとして、ヘルプも出せない(出すのが恥ずかしかった)くて、聞くのも恥ずかしくて、ちゃんとしてなきゃ、ピシッとしてなきゃいけないような気がしていて、とにかく生きづらかった。

そしてストレスが溜まって溜まって溜まって・・それがはじけた感じだったのですが、今考えれば、「そりゃあそうなるよな」っていう感じです。

それがようやく周りの人に、いろいろ言えるようになって、自分えらいなと思いました。言えるようになったのはここ最近の話だけどね。

ということで、明日は小樽の病院に行って薬をもらってきてから、またあれこれやろうと思いました。

おしまい。



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