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【しない子育て】 「あなたは、高校に行きたい?」

「高校は絶対に行くもの」とか
「高校くらいは出ておかないと・・」とか
お子さんに言ったりしていませんか?



私は息子に質問しました。

「あなたは、高校に行きたい?」



息子の反応は・・・唖然としていました(笑)

そして
「今の時代、高校進学は当たり前でしょ!
 てか、お父さんもお母さんも大学まで出ているのに
 僕には高校にも行かせないっていうの?!」


いえいえ
高校進学は当たり前ではない。


中学までは「義務教育」だけど
高校は義務教育じゃない。



「高校に進学した方が社会で有利」とか
「高校に進学しないと社会で不利益が大きい」とか
言われるけど、これらは一つの傾向。

「準義務教育」と言われるけど
法律で決められているわけじゃない。


息子が中学を卒業する時点で
私が息子を就学させる義務は終了する。


何よりも大事なことは。

私は本人の意思・選択を尊重する子育てを大事にしている。


だから
「高校には行くもの」とは思わない。


息子の人生だから
「あなたは、高校に行きたい?」と
息子の意思を確認するのは私には当たり前。


そして
私は息子に言った。

「そうなのね。
 高校に進学したいとあなたは思っているのね。
 それは当たり前じゃなく、私の好意だよ」。
$我ながら言いたい放題だ(笑)

その上で、息子達に伝えたこと。


「小・中学校は校区の割り当てで学校が決められていたけど
 高校は受験があるから、ある程度は自分で選べるよ。」


小・中学校が決して楽しい場所ではなかった息子達は
私の言葉に少し期待を抱いた様子だった。


「正直なところ、偏差値が高い学校ほど勉強が重視されて
 制服がなかったり校則が緩かったり自由度が高いところが多いし
 偏差値が低い学校ほど制服や校則に厳しい学校が多い傾向にあるよ。
 そして、学校にはその割合のグラデーションがあるよ。
 あなたはどんな学校に行きたい? 自分で探しておいで!」


この伝え方が良いかどうかは置いておいて
実際的に偏差値と自由度は関連が強い傾向にあり
その側面が高校選びの基準になると思ったので
このような伝え方を息子達にした。



もちろん中学生の息子がひとりで選べるわけもなく
私も高校受験制度について調べたし
東京都内には高校はたくさんあるので
どこを選んで良いかわからず息子と一緒に悩んだ。


ただ
息子自身も「自分事」として
何を調べたらいいのか
何を基準にして良いのか
それなりに考えるようになった。


「勉強しなさい!」とは言わない私は
このように息子達に言った。


「所詮、誰か(文科省)が決めた範囲の
 勉強ができるかどうかなど
 大事じゃないと私は思ってる。
 だけど
 その高校に行きたいんだったら
 受験に受からないと行けないから
 そのための勉強はするしかないね」。


息子達は私が
何も言わなくても自分で勉強していた。


結果として
息子達はそれぞれ
自分に合ったレベル感・校風の高校に進学し
大きく花開く有意義な3年間を過ごした。



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