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生きづらかった かつての私へ ①

新入社員の頃のわたしへ

22歳になっても、朝はお母さんに起こされて、お母さんが作ったお弁当を持って会社に行っていたあなたは挨拶さえできず、仕事どころじゃなかったよね。

あなたも、朝誰かに会ったら挨拶することは知っていたんだよね。だから、毎朝、挨拶さえ満足にできない自分が惨めで情けなくて、そんな自分なんか役に立たないから居ない方が良いんじゃないかと思ったりして。辛かったよね。

あなたは毎朝、電車の中で「今日こそちゃんと挨拶をしよう!」と心に決めて、小さな声で何度も何度も「おはようございます」「おはようございます」と呪文のように唱えながら会社に行ってたんだ。

だけど。イザ会社の人に会うと心臓がばくばくして、喉がカラカラになって喉元に何かが詰まっているような、つっかえるような感覚があって。その感覚は小さい頃からずっとあって、よく唾をゴクンと飲んでみたり喉をかきむしってみたりいろいろなことを試していたよね。どうしたらスッキリするのか自分でも分からなくて、苦しかったよね。

それでも、上司の席の前を通る時に必死な思いで「おはようございます」とあなたなりに一生懸命言っていたんだよね。蚊の泣くような小さな小さなか細い声。エネルギーの入らない声だから相手には全然届かなくて。その虚しさを毎日味わいながらも、あなたはそれだけで1日のエネルギーの全てを消耗しきってしまってて。

どうしてこうなったんだろう。思い当たることあるよね?!  あなたが小さい頃、誰か大人に会うとあなたはお母さんから「ほら、挨拶は?!」と言われてた。内気で人見知りなあなたは、知らない大人に会うだけでもド緊張してお母さんの背中の後ろに隠れていたよね。そんなあなたを見てイライラしているお母さんに「ほら、挨拶しなさい!!!!」と大きな声で迫られるように言われて。あなたはその声の大きさや雰囲気が怖くて怯えて、さらに声が出なくなってしまったんだよね。

お母さんはあなたに、挨拶がきちんとできる子になって欲しいという「親心」だったのかもしれないね。だけど、あなたはお母さんのその怒鳴り声の方が怖くて、社会人になっても挨拶ができない子になってしまった。40数年間、喉のつまりと戦い続けることになった。皮肉なものね。

でもね、大丈夫だよ。令和のあなたは、誰とでも笑顔で気持ちよく挨拶ができるようになってるよ。喉のつまりも取れて、声もよく通るし、相手にも届くようになって、みんなと楽しく会話しているよ。

どうしてそうなれたのかって?! ちょっと深呼吸してごらん。みんな、あなたに怒鳴ってきたりなんかしない。「おはよう」「こんにちは」と笑顔で声をかけてくれているよ。難しかったら、笑顔でちょこっと頭を下げることから始めてもいいよ。慣れてきたら、笑顔で「おはよう」とオウム返しにでも返してみたらいいよ。 そのほかにも色々あったけど、それはまた追い追い伝えていこうね。


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