駅前の明るい階段をのぼってた。神殿へと続くらしい。どろどろに酔って足元がふらふらしてた。いびつなステップごとに、輝の都へ近づいていく。あーあーあー笑、神様?ww化けの皮剥がしたらあたしってこんなに華奢なんだよ。知らなかった?www知らないよね、だって、だえもきずいてくれなかった。いつでもパキッとしてるあいつのワイシャツの襟を、ぐちゃぐちゃにしたい。きみの胸で嘔吐したい。吐き気がする。輝の都は健常者の居場所じゃないみたい。そうだこの階段だってまるでパキってるときみたいに照らすライトはゆらゆらゆらゆらゆらとして、ポケットに入れた薬の箱を耳元でふって鳴らして、目を閉じて、そうもうここまで来たんだし、海に浮かぶ三日月くらい踊ったって転ばないはずだから。





はっと手を繋がれて、重い重い重い鉄塊が肩を圧迫した。大丈夫?じゃねえよ。きみの白いワイシャツがどろどろ汚れていくのが心地よかった。