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体が勝手に動き始めた話①

こんにちは、ゆりかです。

今回から数回にわたって私がnoteを始めようと思ったきっかけでもある「解離性運動障害」についてお話させていただこうと思います。

忘れもしません、私が高校3年のときの1月5日のことでした。
当時は受験勉強に追われており、その日も補講に向かおうと準備していました。学生時代の私は体調を崩しやすく、その日も出来れば休みたかったのですが「受験当日に体調が悪かったらどうするんだ」という父の言葉でなんとか学校に向かおうとしている時でした。
必要なものを鞄に入れている時、股関節が今までにない震えを感じました。父も学校に送るために待ってくれているし、早く出なきゃ。そう思うのですが震えで足が動かないどころか、足全体へとその震えが広がっていくのです。

呆然としました。自分の身に何が起こっているのか、全く理解ができませんでした。
異常を察した母が父を家に連れ戻した頃には、震えは全身にまで広がっていました。自分の意思に反して体が動くのです。
手も足も痛いのに、それでも動かし続けているのです。はたから見れば、制服を来た女子高生が狂っているのかと思うくらいだったと思います。自分でも何が起こっているかわからず、とにかく涙を流すことしかできませんでした。

元々強い偏頭痛持ちだったため脳神経外科に通院しており、両親にその病院へ連れて行かれました。最初よりは少し落ち着いていたのでジャージに着替え、父と母の間で待合室に座っていました。両手両足を震わせながら、変な人だと思われたくなくてスマホを触ってみたり単語帳を見たりしていました。(今思うと恐ろしい事だと思います)
そして問診のときも看護師さんたちも驚いているなか、私は笑って「大丈夫ですよ〜」「私どうしちゃったんですかね〜」なんて普通を装っていました。
診察が始まり、脳の問題ではないことがわかってから私はすぐに治療室に連れて行かれました。おそらく、大きなてんかん発作などに服用する薬などを飲んで(混乱していたので記憶が曖昧なのですが)気づけばそのまま眠っていました。

私が眠りに落ちる前、先生が両親に言っていた言葉が胸に残っています。
「娘さん、あんな状況なのに笑っていましたよね?普通は取り乱しているはずだよ」と。

先生が仰っていたことは、薬で眠ってしまう直前でしたので記憶は曖昧ですし、ニュアンスでしかないところもあります。
それでも忘れられないくらいのショックでした。大好きな両親が責められているような気がしました。こうなったのは私のせいなのに、と。

発作が起こったのが土曜日だったこともあり、月曜日に改めて神経内科、そして心療内科に行くように言われました。
おそらく精神的なものであるだろうから、2日間は絶対勉強禁止令を言い渡されました。その日はその震えをおさえるような薬を2種類くらい処方され家に帰宅しました。薬が睡眠導入的な役割も果たしていたようで、とにかく寝て、発作で戸惑ってを繰り返した週末でした。

今回は発作があらわれはじめた頃のお話をさせていただきました。次回は生まれて初めての心療内科のお話をさせていただこうと思います。
長くなると思いますが、同じような想いをされている方やこういう疾患(?)があるんだということを知っていただきたいのです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!次回もよろしくお願いいたします🐰

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