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日本語対応済み!出典元を明示してくれるAI検索エンジン「Perplexity」の活用法

6月17日、ソフトバンクと提携したAI検索エンジンの「Perplexity」。リリース時は英語しか使えなかったのですが、最近のアップデートで日本語での検索が可能になったり、通常のAIチャットでGPT-4oやClaude3が使えるようになったりと、個人的に激アツなAIツールのひとつ。

この記事では、そんなPerplexityの使い方とともに、自分が実際にどんなふうに使っているのかを紹介します。



Perplexityの特徴

Perplexityは、自然言語処理技術を活用した対話型のAI検索エンジンです。

https://www.perplexity.ai/

質問を入力すると、インターネット上の情報を基にした精度の高い回答を文章でまとめてくれるほか、出典元も併せて表示してくれるため、他のAIチャットツールと比較して、信頼性の高い回答を得ることができます。

  • 自動要約機能: 調べたい内容を自動的に要約してくれるます。ProプランだとAIモデルにGPT-4oやClaude3のような精度の高いモデルを使うことができるため、質問の意図を汲み取った要約をしてくれます。

  • 多言語対応: 日本語を含む多言語に対応しており、質問を日本語で入力すると日本語で回答してくれます。

  • アカウント登録不要: アカウント登録やログインの手続きが不要で、すぐに調べることができます。


Perplexityの使い方

使い方はシンプルです。Webページ(https://www.perplexity.ai/)にアクセスして、検索窓に質問を入力するだけ。

Google検索でよくやる「[検索ワード] とは」のような調べたいワードを半角スペース空けて検索することもできますし、以下のように「自己株買いを実施する理由にはどんなものがある?」のように質問を投げかけるのもOKです。質問の意図を汲み取って、いい感じに回答してくれます。

https://www.perplexity.ai/search/ypAa4MNFTXm8q3T9ZHzBRQ
のように、回答リンクをシェアすることもできます


Perplexityの活用法4選

そんな便利なPerplexity。自分が普段どんなふうに使っているのかをまとめてみます。

※ 自分は20ドル/月のPerplexity Proを契約しているので、一部Proプランでしか使えない機能が出てきます。

1. 知らない分野をとりあえず検索する

四季報写経ウーマンさんの「人は四季報写経を1000社続けるとどうなるのか?」という記事を読んで影響を受け、四季報写経をやることにしました。毎日5社分写経するというノルマで、6/17現在79社書きました。

写経をしていると、分からない言葉や単語がたくさん出てきます。そんなときに、Perplexityを使うと便利です。他のAIと比較して参照リンクを提示してくれるので、無関係の情報を出す心配が少ないからです。(※ただし最新情報ではない可能性もあるので注意)

  • オービックが取得した「プラチナくるみん認定」とは? : 子育て支援に力を入れていることを評価するための制度があるのか!と、新しい気づきでした。

  • 道内1位の会社は? : サツドラホールディングスの四季報を写経していたときに「道内2位」と書かれていたので、じゃあ1位はどこだろうと思って調べたところ、なんと「ニトリ」でした。そこからニトリのサイトを見に行くと、東京にも本部はあるけど、本社は札幌。新しい発見があって面白い!

  • 電通グループは国内よりも海外の売上がなぜ高い? : 四季報には、海外での売上比率も記載されています。電通グループは国内に強い広告代理店だと思っていたので調べたところ、イギリスの広告大手イージスを買収したことを転機に、積極的にM&Aを行い、海外にも市場を広げているとのこと。こういう、自分の古い考えを覆してくれる情報にすぐ出会えるのもPerplexityの良さです。

また、特定のURLを貼り付けて検索すると、出典元(ソース)を絞った状態で調べてもらうことも可能です。

https://tryklack.com/ というツールに関する情報を直接調べてくれます


2. 最新AIモデルのチャットとして使う

Perplexityは、ChatGPTやClaudeのように、検索をしないAIチャットツールとして使用することも可能です。

「Writing」を選択するとチャットツールとして使えます
① スプレッドシートの関数を聞く
 ② フォーマットを指定して回答案を考えてもらう

Proプランを契約していると、最新版のGPT-4oやClaude 3 OpusなどのAIモデルを使用してやり取りすることができます。ChatGPT、Claudeはそれぞれ20ドル/月かかるため、Perplexity Proプラン(20ドル/月)に契約する方がお得。ちなみにこの紹介リンクからProプランに登録すると、最初の1ヶ月だけ10ドルで契約できます。


3. Collection機能を使って"疑似GPT"として使う

Perplexityには「Collection」という機能があります。検索履歴をまとめておけるフォルダ的な使い方もできるのですが、ChatGPTにおけるGPTsのように特定の用途で使う、みたいなやり方も可能です。

以下は、自分がよく使っている日本語校正用のCollectionです。自作の「Japanese Proofreader」というGPTで使っていたプロンプトを流用し、""" で校正してほしい文章部分を囲うと、その修正文を提案してくれます。ClaudeとGPT-4oで回答を比較できるのも便利です。


4. Pages機能でサクッとまとめてシェアする

最近のアップデートでリリースされた「Pages」機能。Perplexityの検索能力と文章要約能力を盛り込んだ、記事作成機能です。ユーザーは検索ワードを指示するのみで文章の修正はできませんが、調べたい内容を一瞬で記事化してくれるのは、新しい体験で楽しいです。

実際に、Perplexityに関するPagesをつくってみたのがこちら。作成者は「キュレーター」と呼ばれるらしいです。カバー画像は検索することもできるし、DALL・E3で作成することも可能です。

https://www.perplexity.ai/page/Perplexity-W5xeiZYoT12A9kHCIXrSLg


以上です!

ChatGPTも便利だけど、Perplexityも便利なので、ぜひ知ってもらいたくて書いてみました。無料&登録なしでも使えるので、まずはアクセスして検索してみてください!

→ https://www.perplexity.ai/

ちょうど明日昼に、渋谷のTRUNK(HOTEL)で、Perplexityのミートアップを開催するらしいので、同僚と行ってくる予定です。

・・・

この先の内容については、Tool Journal参加者限定での閲覧とさせていただきます。

  • 最近入ったサブスク2選

  • 最近見つけたおすすめツール4選

  • WWDC2024の感想

  • これまで配布したNotionテンプレート集(再)

次回6/26(水)のテーマは「5〜6月に買ってよかったもの」。2ヶ月ごとにまとめている買ってよかったものをまとめて紹介します。1〜2月分3〜4月分に引き続き、5月から6月にかけて買ったものをまとめて紹介します。

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