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“あること” をしたら打刻するのを忘れなくなった話

打刻するのをつい忘れてしまう!

起きて朝ごはんを食べて、Slackを開くとメンションが来ている!返さなきゃ…と思ってデスクに座って返信しているうちに朝会がはじまり、打合せが終わって一息ついたら12時…。

なので毎日、労務からリマインドを受けて打刻修正をしていました。毎日同じことをリマインドさせてしまうのも申し訳ないですし、毎回同じことを繰り返す自分もいやになります。

だから、「打刻するのを忘れないようにしたい!」と思い、あることを思いつきました。

Slackのよく見るチャンネルに、出勤時間ごろ(9:30)と退勤時間ごろ(19:30)、打刻を促すBotを自動投稿すればいいのでは? と。


指定時間に打刻を促すBotを作成

ということで、Slackワークフローを活用してやってみました。

よく見るチャンネル = #tl_hirano はSlack内の自分のメモとして活用中。メモやリンク、読んでよかった記事などを気楽に投稿している。いつも見ている。

やり方は2ステップ。
①いつ / ②何をするのか を設定するだけ。

  1. Every Weekday(平日)の●時に

  2. #tl_hirano に指定メッセージを投稿する

そのBotに気づいたときにすぐに打刻し、打刻したら [済] スタンプをつける。まずはシンプルな運用で試してみることにしました。

出勤打刻を促すBot
退勤打刻を促すBot

それをやってみたところ、1週間連続で打刻を忘れなかったのです!


「行動を起こさせる方程式」に則っていた

正直、めちゃくちゃ小さいことなのですが、1週間連続で忘れなかったのは僕の中で成功体験。何で続けられたのか考えてみたところ、過去に深津さんが言っていた「行動を起こさせる方程式」を、そっくりそのまま実行していたことに気づきました。

行動 = 動機 × 実行能力 × きっかけ

■ 動機 : 行動する理由。「何かを獲得したい」あるいは「何かを回避したい」という欲求
■ 実行能力 : ユーザーが実行可能であること。能力や金銭面だけでなく、わかりやすさ、簡単さも含まれる
■ きっかけ : 欲望を実行にうつすきっかけのこと。説得、命令、目の前にボタンがあるなど、強く働きかける要素

「ユーザーが行動をおこす条件」の話

今回の場合で言うと、行動を起こすための「動機」と「実行能力」はすでにあったのですが、「きっかけ」としてSlackワークフローでつくったことで、行動に至ったのだと思います。

  • 動機 : 打刻を忘れたくない

  • 実行能力 : Slack上で打刻が可能(/jobcan_touch ショートカット)

  • きっかけ : Slackワークフローのおかげで出勤/退勤時に気づける


まさかこんなところで「行動を起こさせる方程式」を実体験するとは思っていなかったのですが、この方法・考え方が誰かの役に立てばと思い、書いてみました。

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