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【インド映画】Ghajini(2008)

インド映画界の北野武ともいえよう、アーミルカーン!

フィリピン人の英会話の先生から、しばしばおすすめの映画として挙げられてきた本作品。Box Office IndiaでもBlockbusterとなっており何度か見てみようと思ったものの、冒頭から結構なバイオレンスシーンで断念して以来遠ざけてきたが・・・みな口をそろえて「あれは恋愛映画よ!」と言うので、思い切って鑑賞。

恋愛映画といえば、まさに一途な恋愛映画。ただし、暴力シーン多めな。

・ストーリー
15分後には記憶を失ってしまうという障害を抱えたサンジャイ。そのため、彼の部屋には、メモだらけ。その備忘録は彼の身体(刺青)にまでおよび、”FIND and KILL HIM” ”REVENGE” "KALPANA WAS KILLED"など、なかなかエゲツないものばかり。彼の過去に何があったのか、2005年の日記を辿って明かされていく。 

実は、インド最大の形態キャリア会社社長だったCEOだったサンジャイ。欲しいものは全て手に入る、そんなTOP of TOPな彼が自分の身分を明かさずに、フツ〜なでも心が優しく正義感の強い女性・カルパナと、恋に落ちる。うきうきラブラブな日々を過ごしていたが、ある日突然、とある凶悪な事件に巻き込まれ、婚約者となっていたカルパナは、サンジャイの目の前で殺されてしまう・・・記憶障害を抱えながらも、この復讐を果たすべく、サンジャイは鍛え上げた肉体でその犯人の男ガジーニに立ち向かう。

・感想
若くしてこんな壮絶な人生を送るなんてなんともはやな主人公。その過去と現在は相互にリンクするものが多く、精緻なストーリーラインでした。さすがはアーミルカーン様、とも言える完成度の高さ。色んなアーミルカーンの顔が見られてとてもよきでした。ダンスシーンは、「急にどこに行った?」とツッコミたくなる謎の場面展開ではありつつも、美男美女を拝める艶やかな踊りが魅力。最後の場面のアーミルカーンの無敵ぶりは爽快で、愛はまじ最強、な男っぷりでした。(映画とはいえ、あんなに暴力ふるいまくったらいくらなんでも刑務所行きじゃないの?と心配になるほどに。)



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