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【インド映画】Dilwale Dulhania Le Jayenge(1995)

古きよき 昭和なインド映画!

大好きな監督&俳優、アディティや・チョープラー&シャー・ルク・カーンの無敵タッグ作品なので、以前から、これは見ないと!と思っていた不朽の名作、ついに見ました。一方で、「シャー・ルク・カーンのDDLJラブゲット大作戦〜花嫁は僕の胸に」という存在は知っていたけど、まさかこのちょっとダサめな邦題の映画が本作だとはつゆ思わず。観賞後、Wikiで初めて知りました。ナンセンスな邦題をつけるのは、インド映画を日本に持ち込む際のお決まり儀式なんだろうか?

インドの家庭あるあるな厳格な父が決めた結婚相手との婚姻を控える、ロンドン住まいのシムラン。婚前の最後のわがままを言って、女友達と1ヶ月のヨーロッパ旅行に行かせてもらうことに。道中、第一印象最悪!チャラ男!なラージに出会うが、なんだかんだで二人は恋に落ちる。ただ、シムランには婚約者がいる・・・ということで、婚姻のためにインドに帰ってしまったシムランを追い、ユーモア溢れるあの手この手で、シムランを取り戻そうとするお話。

インド映画って、純愛ストーリーが多く、ややこしい三角関係というのが描かれないのだなということが如実であった。これが日本映画であれば、シムラン・ラージ・婚約者とのキュンキュン三角関係シムランの奪い合い、みたいなストーリーになりそうなところだが、本作はまず婚約者の存在感が薄く、至って、ラージvsシムラン父が描かれていた。普通に考えて、「花嫁奪いにくるラージやばいよね」と思うけども、それを吹っ飛ばすくらい、ラージのキャラクターが良く、徐々に見方になってくれる人が増えてくる流れがよかった。

冒頭にも書いたとおり、古きよき昭和な雰囲気のする映画だった(私は平成生まれなので昭和を懐かしむことはないが)。最近の高画質・今風ダンスのインド映画もいいけども、昔の作品を漁るのもいいものだなと思えるきっかけになりました。

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