山村で移住者を迎えるということ〜このマガジンについて
2016年度から「移住」をテーマとした調査プロジェクトに2年生ゼミで取り組んでいます。2016年度から3年間は甲府市を、2019年度からは早川町をフィールドにしています。
2020年度の2年生ゼミでは、前年度に続き山梨県早川町をフィールドにしました。コロナ禍のなか通常のゼミはずっとリモートでしたが、9月、10月、12月の3回、感染対策に注意しながら早川町を訪問し、何人かの方にお話を伺うことができました。その結果をもとにこのマガジンにて記事を発表します。
山梨県早川町は「全国で一番人口の少ない町」として知られています。市・町・村の「町」としては一番人口が少なく、2021年2月1日現在の人口はちょうど1000人です。南アルプスを流れる早川流域に点在する集落の姿は、「町」ということばよりも「山村」ということばのほうが似合う地域です。
(図は https://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/ より)
前年度は移住してきた方々にお話を伺いましたが、今年度は移住を受け入れる側にスポットを当てています。早川町では「山村留学」や「教育費無償化」などの移住促進の取り組みをしています。そして移住後には移住者と地元住民は集落の中で付き合っていくことになります。また、移住を応援するために早川北小学校の保護者がつくった「北っ子応援団」という団体もあります。こうしたさまざまな立場からのお話を伺いました。ご協力くださったみなさまに感謝申し上げます。
ゼミで「移住」をテーマにしているのは、地域社会や生活環境についての課題やこれからのあり方を考えるためのよい手がかりとなりそうだからです。移住者の方や、移住を迎え入れる地元の方や行政の方にインタビューをさせていただいています。これまでの成果を報告書や読みものにまとめていますので、興味のある方はご覧ください。
http://mino.eco.coocan.jp/wp/?page_id=392
(文責:箕浦)
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