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山村の子どもたちのくらし

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2021年度の2年生ゼミでは山梨県早川町における子どもたちの暮らしをテーマとして調査プロジェクトを実施します。このマガジンにはゼミ活動を通じて学生が書いた記事を掲載します。
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2021年12月の記事一覧

早川町の環境教育と河川環境

はじめに  私にとって初となった8月の早川町FWでは、早川町の教育・環境・文化・生活などについて学ぶことができた。本エッセイでは、環境に関わる教育と早川町の河川環境に着目し、主にゼミによる事前学習と早川上流文化圏研究所(以下、上流研)・職員の上原さんへのインタビュー、現地訪問による情報収集をもとにして、その実際と私の所感を述べていきたい。 1. 早川町の環境に関わる学校・地域教育 1-1.学校教育  まずは、早川北小学校で取り組まれている“BEANS”について。これは、南

早川町の教育について知ったこと・考えたこと(ゼミ活動を通じて)

はじめに 2021年度地域実践演習では、早川町の教育を中心的に学習をした。早川町について事前学習をしたり、読書をしたり、フィールドワークをしたりして早川町の学びを深めていった。今回のnoteでは、早川町の教育について知ったこと・考えたことをゼミ活動を始める前と終えた後で分けて書いていく。ゼミ活動を始める前と終えた後と分けて書くことで、ゼミ活動の中での自分の考えの変化を明確にすることができると考えたからである。 1.早川町の教育について知った(知っていた・想像していた)こと

早川町に住む子供たちの生活

はじめに 私は早川での子供たちの生活について関心を持ちました。早川町は山間部に位置し、複数の集落からなる町です。私は南アルプス市の中でも平坦部に住んでいて、甲府へのアクセスも比較的しやすくなっています。そのため自分の生まれ育った環境と早川町民の生活環境とでは異なる点が多いと考え、その中でも身近な話題である子供の生活に特に関心を寄せました。 私は祖父が早川町出身であるため何度か訪れたことはありますが、親戚以外の町民とは会って話す機会がありませんでした。そのため、早川町民の普段の

早川町を訪ねて ~実際に訪れて肌で感じたことと子供たちの様子~

1.はじめに  早川町は日本一人口の少ない町であり、今年人口1000人を切った、とても小さなまちです。私たちは早川町について事前調査を行い、「地域」というものがどういうものか、行って見て感じてきました。このエッセイでは、前期の授業を通して学んだことと、実際に早川町に行って感じたことを書こうと思います。特に夏休みに行ったフィールドワークでは、子供たちと触れ合う機会が多かったため子供たちの様子も含め書いていこうと思います。 2.早川町の教育と環境  ~事前調査まで~  地域実践