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外国人観光客が身近にいる日常を想像できるのか

南アルプスで外国人観光客向けツアーをつくってみようというプロジェクト。1回目の勉強会の目的は「ツアーをしてみたいという人があらわれること」でした。

勉強会に参加した方によると、参加者の反応は、①外国人観光客をどんどん呼び込んで儲けたい人、②無理のない範囲でツアーをやってみたい人、③外国人観光客に来てほしいと思っていない人に分かれたと聞きました。

これは収穫でした。インバウンドツアーを実施してみたいという人が少なからずいること、一方で外国人観光客に来てほしいと思っていない人がいることを知ることができました。

私は今、山梨県北杜市に住まいがあります。南アルプスと富士山と八ヶ岳を望む美しく静かな空間です。

この空間に外国人観光客に入ってきてほしいか?と聞かれると、「この美しい風景を知ってほしい。時々、交流してみたい。けれど、知らない人が常にいる状態は落ち着かない」というのが正直なところです。外国人観光客がいる日常とはどんなものなのか。なかなか想像がつきません。

7月27日に2回目の勉強会を開きます。講師は1回目同様、インバウンドツアープロデューサーの三浦岳人さんです。三浦さんは「自分は決して社交的ではない。でも、知らない外国人と毎日、出会う仕事は楽しくて仕方がない。面倒くさいと思ったことは一度もない。むしろお客さんが外国人だからこそ楽しめることがたくさんある」と話していました。

2回目のテーマは、「外国人観光客がいる日常を想像できるか。その日常を望むのか」に設定しようかと考えています。もし、そんな日常を望む人がいるのであれば、ツアーのアイデアも話し合ってみたいなと考えています。一方で、そんな日常を望んでいないという人のお話も聞いてみたいです。

この記事は、山梨県立大学地域研究交流センターの運営委員である兼清慎一が書きました。(2018年7月22日)

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