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英語の参考書は結局…

 12月に英語を使う機会があり、久しぶりに英文法の参考書を読んでいます。普段読んでいる生物や化学の参考書と異なる感覚を覚えたので少し書いておきます。
 最初に断っておくのは、英語を読むことはあっても英文法を自ら学ぶ機会が全くないので何冊か大学受験参考書を比較しながら読んでいます。長文読解やスピーキングに転用することを考えると結果は変わるかもしれませんがあくまで英文法を久しぶりに復習する目的で読んだ結果です。受験生に戻った気持ちで学び直しています。大学入試生物や化学の参考書を読むものとして普段との違いを書きます。
※以下あくまで個人の感想です。

①参考書に大きな差が見られない。
私は生物講師の「どの参考書をやっても大差ない」は正直賛同しかねますが、英語は「ほとんど変わらない」です。もちろん科目間で比較した結果にはなりますが、英語は大きな単元は変わらずどこまで掘り下げるかの差になっていると感じました。実は生物や化学だと「この参考書はこの単元ないんだ…」「この参考書説明薄いな。入試でよく出る問題だけど知識使えないだろうな」「例がマニアックだな、入試頻出のものを出せばいいのに…」「図がないと理解は厳しいだろうな」と感じることも多いです。英語では完了形には矢印がある、助動詞にはキャラ付けしてある参考書がほとんどで、「暗記させるか理解させるか」「ここまで踏み込むか踏み込まないか」「実はこの表現って…と豆知識を追加するか」ぐらいの違いがほとんどだと感じました。

②例文は一般的なものの方が頭に入りやすい。
一部英語講師が凝った例文を用意している参考書があります。
Ex)特徴的な固有名詞を使う、実体験を英文に落とし込むなど
何冊か読み比べているせいかもしれませんが、英文法を理解するためには「見覚えのある英文」の方が覚えやすく、理解しやすかったです。
Ex)too…to構文は「注意してもしすぎることはない」、クジラ構文、タフ構文など
オリジナリティーのある実体験エピソード自体は頭に入りやすいですが英文自体は記憶に残りにくいと感じました。

③導入で心を掴むのが上手な参考書はモチベが上がる。
私は教育の勉強をしていない(そういう学部ではなかった)ので授業導入の重要性をあまり理解していないのですが、今回導入の重要性を痛感しました。授業をする講師は勿論これから何をするのかすでに分かっています。学習者(この場合は初学者)は全くこれから何を聞かされるのか分かっていません。文法書を読み比べて導入が上手な参考書と導入が下手な参考書(あるいは全くない参考書)があり、学習者のモチベーションに大きく関わるだろうなと感じました。勿論理系科目にも導入はありますが、英文法の参考書ほど自分が注目してなかったので今後注目してみようを思いました。

理系科目に比べて自分の英語に対する解像度が荒いので完全に対等な比較ができているとか思えませんが英文法を丁寧に学び直す機会も今後そんなに多くないので書いてみました。

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