【緊縛】縛り手さんの「力入りすぎ」発言

この記事では、純度100%の受け手である私が、緊縛に対して思うこと、直接縛り手さんに伝えられない思いを言葉にします。

特定の誰かを攻撃したり、批判したりする意図は一切ありません。

不快な思いをさせてしまったらごめんなさい。読んでいてちょっと無理だなと思ったら、そのままそっとブラウザバックをお願いします。

縄を愛する多くの方に読んでいただけることを願って。


縛り手さんの「力入りすぎ」発言。受け手のせいにしないで!

この発言を耳にするのは縛り始める時。

後手から始める縛り手さんが多いので、両手を後ろに組んで、縄をかけようとするタイミングで
「○○ちゃん、力入りすぎ。」
「組んだ手を背中にピッタリくっつける子が多いんだよね、縄通しにくいよ。」
などと縛り手さんに言われたのは一度や二度ではありません。


『縛られるときはできるだけリラックスして、力を抜いていて欲しい』という縛り手さんの要望は分かります。

でもこちらもわざと力を入れてるわけじゃないんです。
無意識のうちに力が入ってしまっているんです、
なんでかって?緊張ですよ。


背中を預けるのって怖いです。
これは縛られたことがある人でないと分からない恐怖だと思います。

(これはかなり個人的な意見ですが、緊縛講習会で縛り手さんが練習のために、縛り手同士で縛り合ったことがある、程度では、縛られたことがあるの内に入らないと思ってます。)

女性の受け手なら男性の縛り手に、
男性の受け手なら、自分よりも体格が良くて力も強い縛り手に、
視界に入らない背後に座られるの、ある程度知った仲であってもやっぱり緊張します。

縛られるという行為は、すなわち自分自身の全てを相手に委ねること。
大げさに言えば命を預けることと同じ。もちろん、この人になら縛られてもいいと思って、同意のうえで縄を受けているわけですが…。


もっと力を抜いて欲しいと思ったら
「力、もうちょっと抜ける?」とか
「緊張してる?リラックスしていいからね」とか
優しい声掛けをして欲しいです。

「力入りすぎ」と言われると、受け手は自分が批判されているように感じます。私が悪いのかなって思ってしまいます。

冗談っぽく言われても、縛り手と受け手の仲が良くても、
そんな風に言われたらやっぱりモヤモヤします。

もちろん受け手によって力みやすいとか、そういったものはあるかもしれないので、緊張によるものがすべてとは言いませんが。縛る方も縛られる方も、特に初めてのお相手だと少なからず緊張するものだと思います。


極論になってしまうかもしれませんが、受け手の体に力が入ってしまうのは、受け手の不安要素を取り除けない縛り手の責任の方が大きいと思っています。


あと、縛り手さんで『縛る時に必ず受け手を抱きしめることから始める』をルーティーンにされてる方、少なくないと思うのですが、これについても思うことがあるので、軽く。


よく知らない人に後ろから下手に抱きつかれたら、
それはもう恐怖でしかないし、
余計に緊張しますから!!

受け手のこちらも、縛り手さんの意図が分からないわけではないです。
安心してほしい、リラックスしてほしい、これから辛いこと(=自由を奪う)をするから、その前に抱きしめてあげたい…
などと理由は様々だと思います。


こちらも縛り手さんに気を遣って、無意識に入ってしまっていた力を意識して抜いたり、後ろに引っ張られたら、きっと身体を預けて欲しいんだなと察して、あえて寄りかかってみたりしています。


でもやっぱり、下手なハグは逆効果ですよね。


【まとめ】

・受け手の身体に力が入っている理由の多くが緊張しているから。
 →受け手のせいにしないで、優しい声掛けを。



初めて記事を書いたので、なんだかとりとめのない文章になってしまいましたが、少しでも読んでくださった方に思いが伝われば嬉しく思います。

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