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  • メモリアルワールドーヨゾラ編ー

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メモリアルワールドーヨゾラ編(3)ー

 金髪の子供型人形のルーナとの邂逅のあと、私は再びぶらぶらと街探索を進めていました。  先ほどとは違い店も続々と開店し始めており、活気が出始めています。  さて、突然ですが私は美味しいものが好きです。  そう……例えばこのメインストリートに点在する屋台などですね。  ですが問題があります。  ……それは食事の代金です。  いくら無料といっても、さすがに買い食いにその厚意を使うのは忍ばれます。  なので自腹ということになるのですが……。 「……この串焼きが、一本

    • メモリアルワールドーヨゾラ編(2)ー

       私はその夜、少し浅めに眠り、朝になるとスワリーに起こされた。 「ヨゾラ様、昨晩は眠れたでしょうか」 「……ぐっすりと眠れたから大丈夫」 「では朝食をご用意しております、こちらへ」  スワリーはそう言うと、すたすたと案内を始める。私はその小さな歩幅に合わせて付いていくのだった。  少し歩いた先にあったのは食堂だった。  そこまで案内をすると、注文の仕方だけ教えてスワリーは去って行ってしまった。  私は教えられた通りに注文をして、受け取った料理をもって着席する。本来、

      • メモリアルワールドーヨゾラ編(1)ー

         死んだ。  ただそれだけが情報として存在している。  気づいた時にはここにいた、だがここに来るまで何をしていたのかが曖昧で思い出せない。ただひとつ死んだということだけは分かっていた。  さらに、驚くことに今の私には肉体が存在していないようであった。  死んで、さらに肉体すらも存在しない私が何故思考できているのか、そしてここはどこなのか。  様々な疑問が出てくるが、結局解決はせずに、疑問を抱えたままこの不思議な空間を彷徨い始めた。  一体どれほどの時間がたったのか

      メモリアルワールドーヨゾラ編(3)ー

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        3本