"ヒロアカ"堀越先生、初の連載作品。人外萌えにもたまらない！『逢魔ヶ刻動物園』 #今週の1冊
終章突入で盛り上がりまくっている『僕のヒーローアカデミア』。実はそのヒロアカを描いている堀越先生の初の連載作品『逢魔ヶ刻動物園』で出てきたキャラクターが、名前を変えてはあるもののヒロアカにも登場してるってご存じでしたか？ついにこの度その作品を読んでみたのでご紹介です！
逢魔ヶ刻動物園 / 堀越耕平
【あらすじ】初めてのアルバイト先に「逢摩ヶ刻動物園」の飼育員を選んだ女子高生・蒼井華は憧れのアニマルライフを満喫しようとしていた――が、目の前に現れたのは、呪いによって"ウサギの姿"に変えられてしまった逢魔ヶ刻動物園の園長・椎名だった！しかもその動物園にはある秘密があるようで……？人間に戻るために椎名は、蒼井華や園の動物たちとともに「天下一の動物園」を作るために奮闘する！
言わずと知れたジャンプの超人気漫画『僕のヒーローアカデミア』を手掛けている堀越先生にとって初の連載作品である『逢魔ヶ刻動物園』。動物の特性や外見を活かしたキャラクターたちが多数登場し、それは動物園でお馴染みの動物たちだけでなく水族館で人気のあの動物たちも出てきます。
主人公・椎名の自己中心気味なやり方と（ウサギなだけに？）せっかち気味な性格と対称的に、動物に関する知識は豊富な蒼井のバランスがちょうどよいなと思いました。「逢摩ヶ刻動物園」の秘密に触れた蒼井の驚きは読者のリアクションを代理で表してくれているようで、一般人なりの強さがちゃんと出ていています。ちなみに蒼井はアルバイトとして雇われているが、バイト料は出ていない様子（大丈夫か……）。
ヒロアカのデクこと「緑谷出久」の豊富な知識量のネタや、外見や各々の特徴や個性を生かしたバトル展開などが「逢摩ヶ刻動物園」から来ているんじゃないかと感じました。「逢摩ヶ刻動物園」に出てくるキャラクターへのネーミングセンスも、ヒロアカを彷彿させます(笑)
……で！『逢魔ヶ刻動物園』で出てきたキャラクターがヒロアカに出てくるって話なのですが、主人公サイドの「ウワバミ」（蛇のような容姿）、敵サイドの「サカマタ」（シャチのような容姿）がヒロアカに登場していることが確認できます。
↑「ウワバミ」。男性からの高い支持を得ているプロヒーロー。副業としてCM出演も。画像では見えてないですが、頭に蛇がいます。
↑「ギャングオルカ」（本名：逆俣（サカマタ）空悟）。プロヒーロー。小さな子供によく泣かれることに悩んでいるらしい。うん、確かに怖い。
ちなみに映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ～2人の英雄～』にスタッフとして出てくる「タカヒロ」も『逢魔ヶ刻動物園』から参戦しています。ちなみに名前はタカ（鷹）ヒロなのに、鷲なんだよなぁ……(笑)
ちなみにヒロアカで人気上昇までもが速すぎる男「ホークス」は、このタカヒロを再デザインする形で登場する予定だったそうですが、劇場版で登場してしまったため、今のデザインに変更されたとか。本当だったら鳥頭になってたかもしれないのでしょうか……。
過去作のキャラクターが設定や外見が引き継がれて登場するって、ステキですよね。新しい作品でもそのキャラクターが生きますし、私のように気になって読む人が増えて作品がまた多くの人の目に触れ、感想文を書き散らす……素晴らしいサイクル！！
というわけで、「ギャングオルカ」のことがフックになって書き始めたnoteでした。理由なんてそんなものです……。中の人は「ギャングオルカ」がある時無性に気になり始めて、『逢魔ヶ刻動物園』のほかにYoutubeの検索欄は「シャチ ヒロアカ」「シャチ こわい」「シャチ 名古屋」などなど。これほんとです。ちなみにシャチに会える水族館は「鴨川シーワールド」「名古屋港水族館」の2か所しかないんだそう。コロナがもう少し落ち着いたら、リアルの方にも貢ぐしかない！！
先日「ヒロアカ展」に行ったんですが、いやーすごい！世界観にどっぷり浸れました……コロナで大変な時ですが、開催できるようご調整等々いただいた運営の皆様、そしてステキな作品を生み出してくださった堀越先生には感謝です……！！本誌の展開も激熱なので、引き続き楽しみにしています！では！
大好きな本か同人誌に使わせていただきます…。