2022年上半期にリリースされたHipHop8選

初めまして。2022年も6月に入りいよいよ上半期が終わりそうな頃合いですので少し早いですが今年の上半期にリリースされた数多くの楽曲の中で私が好きだと感じた曲を紹介していこうと思う。

  1. J.I.D - Surround Sound (feat.21savage&Baby Tate)
    https://youtu.be/Y19q-7VN2WI 

    J.I.Dがリリースしたシングル。この曲はJ.I.DのHookがとにかく癖になる。聴き心地が最高によく否が応でも口づさんでしまいたくなる。J.I.Dの卓越したラップスキルもそうだが21savageもかましまくっている。この曲のビートを聴いた段階でこれは21もやってくれると期待していたがその予想を上回るほどにマッチしたラップを披露していた。ぜひ聴いてほしい一曲だ。次に出すアルバムではストーリーテリングな内容であると発表されているのでJ.I.Dを聞いたことがない人はこの機会に聴いてみてほしい。

  2. MIKE DIMES - NO TRENDS
    https://youtu.be/jSCA4-k3SAs

    このラッパー自体この曲が収録されたアルバムを聴くまで知らなかった。最近活動を開始したラッパーのようで情報もまだ少なく調べた限りだと年齢も不明だがおそらく若手だろう。このラッパーの声がとにかくタイプ。単調なビートながらもその魅力的な声から繰り出されるラップは聴き入ってしまい気づいたら再生。一度ハマれば抜け出せない癖になる感じだ。まだまだここからだと思うので今後にも期待。

  3. Denzel Curry - Walkin
    https://youtu.be/fOO1mWLGh

    昔から何度も過小評価されすぎだと言われてきた彼の新しいアルバムに収録された一曲だ。今回のアルバムを通してコンシャスな印象を受けたがその中でもアルバムを代表するような曲がこの曲だと思っている。
    最初は90年代を彷彿とさせるようなビートで始まり途中から近代らしいビートに転換するのだが、冒頭から流れる女性のボイスは流れ続けており単調さが感じられず飽きることのない作品に仕上がっていると思う。
    彼のtwitterでアメリカ以外でやっていきたい的なことを言っていた(曖昧なので確証はないです)のでこれからどのような作品を作っていくのか楽しみだ。

  4. Kendrick Lamar - N95
    https://youtu.be/zI383uEwA6Q

    彼が5年ぶりにアルバムをリリース。hiohopを普段から聴いてる人なら誰もが待ち望んでいたであろうアルバムで、その期待を裏切らなかった全体を通してクオリティの高いアルバムであったと思う。アルバムを通して大衆受けするような内容ではなかったが彼自身が作りたかった作品なのではないかと感じられた。この曲のタイトルN95はマスクのことを示しており、何から何まで脱ぎ捨てブランドなどを剥いだらお前には一体何が残るんだというかなり攻撃的な感じだ。現代のラップシーンにおいて最高峰のラッパーは誰だと議論になったら必ずといっていいほど名前が上がる彼がいうからこそのこの曲はぜひ聴いてみてほしい。

  5. Lil Tjay - In My Head
    https://youtu.be/sLq_DOW5HcM

    ニューヨークの新しい顔と言っても過言ではないほどここ最近活躍しまくっている彼。lyazのReplayのサンプリング、哀愁あるビート、彼の天然オートチューンのような声全ての相性が良すぎる。1verse目では一人の女性に対しての直線的な愛の感情を唄っているが2verse目では自身の人気から数多くの女性が寄って集り、運命は変わったのではと思わせる。PVでも彼女らしき人物からの銃撃にあうシーンが出てきたり完全な解釈をするのが難しいものではあるが、聴き心地や彼らしさが存分に発揮された曲であると思う。

  6. Digga D - Hold It Down
    https://youtu.be/4TF8QBzIURE

    UKラップをあまり聴かないが、彼のアルバムがUKのアルバムチャートで1位を獲得していてこれは聴かなければいけないなと思い聴いてみた。から大きな影響を受けたと公言しており、実際この曲が収録されたアルバムでも数曲50centのサンプリングを使用している。内容は「ドラッグを売り捌いていたら警察がやってきて、彼らはやりあう覚悟でやってきた。」などdrillらしい歌詞。2000年生まれ21歳。私と同い年の彼がこんな経験をラップするっていうのはかなり刺さるものを感じた。これからもっと熱くなるだろうUKのシーンにも注目せねばと思わせるようなアルバムだった。

  7. Lil Durk - AHHH AH
    https://youtu.be/_q6go0G49
     
    今のdrillシーンでもっと売れていると言っても過言ではない彼。そんな彼が出したこの曲は同じシカゴ出身でこれから売れていくのは確実であった親友のKingVonが銃殺されてしまった事件に対しての怒りが全面的に現れた曲だった。PVではLilDurkやその仲間が楽しそうに笑っている映像がずっと映されているが、歌詞では「お前の仲間は撃たれたらしいけど、誰がやったんだろうな。」かなり挑発的。おそらくNBAyoungboyサイドに向けたBEEFだろうが怖すぎでしょ。正直どっちも好きだしこれ以上死んだりしないでほしい。

  8. $not - Doja(feat.A$AP Rocky)
    https://youtu.be/xiVqKFDqxyg

    MVのかっこよさがやばい。このMVの時にとってであろう$notのTwitterに上げられてた写真がカッコ良すぎた。今日の中身については、まあ聴いていて気持ちい最近のHiphopという印象。ただ、曲のタイトルにもあるDojaCatについての歌詞で、「I’ll fuck that bitch named Doja Cat」という歌詞がDojaCatとヤッたんだという意味にDoja本人が読み取り否定していた。これに対して$notはヤッたではなくヤッてやるって意味だと怒っていた。その辺諸々含めて面白い曲だなと思う。

    なんとなく適当に今年の上半期出た曲の中でよー聴いてたなと感じたものをざっと取り上げました。いい曲やアルバムも多い中悲しい事件もめっちゃあったので後半はそういうのがないと嬉しい。


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