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偽自由律―夜

落ちた星を踏みつけて進む

猫の目とじて三日月澄む夜

明け方わけもなく笑う心臓

眠っているひとの心臓を触る

鈴の音響く夜の輪唱

黒いシーツを夜空にして泳ぐ

たった一本の電柱に絡みつく幾十本の線の群

首を吊るのに適した電線だ

呼び声にも似たり絃のうた


偽自由律……ちゃんと勉強していないので、偽。

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