まろやか被虐待経験者として

このアカウントでははじめてnoteを書きます。
特定の誰に向けて…というものでも無いですし、
今現在こういう状況の人が居たら、それはまろやかな虐待だよ、
辛いと思って当然だよ。という気付きになればいいなと思いここに記しています。

このような記事を書こうと思ったきっかけは、SNSを通して様々な意見交換を見ている内に「あれ?うちっておかしくね?」と思ったからです。
「普通の家庭はこんな事せんの?マジで?」みたいな感じです。

最近、同窓生のとある友人と話しました。
彼女は家庭の問題で精神を病んでしまった事だけは知っていましたが
面と向かってソレについて話すのは始めてでした。
なんというか、「おれおま笑」状態で、あーやっぱりうちって普通じゃなかったんだな、今自分がこうして普通に生活出来ているのも運が良かっただけで下手したら自殺未遂まがいの事もしてた可能性があるのだなあ…と思いました。(彼女は相当追い詰めていたので)

まず共通認識として「家が安らげる場所?なにそれ笑」という感じです。
彼女も私も家族と全く考えも性質も何もかも異なるのです。
かといって理不尽な暴力をふるわれる訳でもなく、金銭的な苦しみを味合わせるわけでも無かったのでタイトルの通り「まろやか」と記載しました。
下記、母親に自分は当たり前にされていた事なのですがこれがおかしい事だと気づくのに20年はかかりました。そういった意味ではSNSってサイコー。

・父親、母親どちらが好きかしきりに尋ねる
↑本当に存じ上げなかったのですがこれってNGらしいですね。
知りませんでした。

・自分(母)が死んだらどうするのか
↑これが一番多かった気がします。お陰で「生物=死」の概念が昔から凄くあります、そのせいかは定かでは無いですが長年飼ったペットが死んでも本当に何も思うことが出来ず「あー死んだな」程度なので社会人になってペットが亡くなり会社を休む先輩に驚いたりしました。

・わたしが散らかしたおもちゃを全て家の外に放り出す
↑恐らく小学校低学年だった気がします。
片付けさせたいだけなのになんて非効率な事をするんだ…と小さいながらに思った記憶があります。

・父親の悪口を私の前で言う

・わくたしのせいで夫婦喧嘩をしていると目の前で言う

・こちらが自分の意見を言っても絶対に認めない、しばらくして同じことを聞いてくる
↑意見については正誤はともかく相手は感情をぶつけてくるだけなのでどのような内容を言っても無駄なのですが、黙っていると更に激昂されるので適当に答えています。

・度重なる自殺未遂
↑特に私が意見した時はこれが起きます、私(母)が悪い私が死ねばいいんでしょう、と言う風にヒステリーを起こされます。一度警察沙汰になり聴取を受けてめちゃ疲れました。未遂でしたが第一発見者だったので何度も同じ事をきかれ、警察って要領悪いな…と思いました。
発見した時はショックとかではなく「マジか笑」だったのでそういう反応しか出来ない自分にもびっくりしました。マジか。

・度重なる人格否定
↑いわゆる昭和の価値観です。わたくしの見た目や職業が恥ずかしいと言われます。ですがわたくしはきちんとした学生生活や社会人生活をしてきて自己肯定感がきちんと育っているためこれについてはなんとも思いません。
強いて言うならば、「こんな昭和の価値観を持つ親を持っていることが恥ずかしいしショック」ですね。

上記を踏まえると常に親の顔色をうかがって生活するのが解決はしないけど一番楽な方法なんですよね。結果気を遣うことになるので冒頭に申し上げた「家は安らげる場所ではない」という事に繋がるのです。

元来わたくしは物凄い理屈ぽい人間で理由が無ければ理解を深めることが出来ない性質です。(かんたんに言うと「そういうもの」として処理すべき算数のマイナスやプラスなどの原理を求めてしまう等)なので親の言いつけ、についても「理にかなっていない」事は「守らなくて良いもの」という位置づけになってしまうのでそれが感情派の母親の激昂の原因にもなっているのだと思います。
恐らく母親は何らかの障害を持っている様に思うのですが年齢も年齢なので今から療育するには遅くした所で何にもならないと思うのでその労力は掛けないでおこうと思っています。

虐待と言うには大げさですし、人に相談をしても解決などしません。
自分でどうするしかないのです。

ですが、これが同じような境遇の方の救いになればなと思います。
気の合わない友達とか、関わらない様にするじゃないですか、血の繋がりがあるからと言ってそこを無理する必要は全く無いです。
そもそも父親と母親って他人の共同生活ですから、むしろうまく行く方が奇跡なんじゃないかなと思います。

その状況が長年続くと本当にかったるい事になるので学生さんで同じ立場の方がいたら本当に、今すぐに資金を貯めていち早く脱出する事をおすすめ致します。余程の事がない限り人の性質、はたまた年を取った人間の性格なんて変えられません。逃げるが勝ちなのです。

最後に、私が過去の経験を不幸と尋ねられたら別に不幸なわけではないのです。ただそういう境遇だっただけなので受け入れただけです。
いわゆる普通の人と価値観は大幅にズレておりますが今は普通に仕事をして自分なりに生きています。幸せかと問われたら分かりませんが、酒が美味しく飲めるのでそこそこ幸せなんだと思います。

世の中のまろやかに虐待を受けてきた、受けている人たち、幸せになってくれ。

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