【オススメ書籍】リーダシップの系譜と構造がわかる ーリーダーシップ構造論―リーダーシップ発現のしくみと開発施策の体系ー
少し古い本にはなるが、波頭さんのリーダーシップに関する書籍を読了。
コンサルの方がよくオススメしているラインナップを読み、リーダーシップに関する書籍を出されていることを拝見して、購入。理路整然とした内容で初学者にも非常に読みやすい。
■この本を読むと良い人
・リーダーシップを体系的に捉えたい人
・リーダーとか自分には向いていないと思う人
・マネジメントをされている方で、ビジョンを掲げることを求めれている
■この本で学べること
・リーダーシップの構造に関する仮説と鍛え方
・これまでのリーダーシップに関する理論系譜
■メモ
1、マネジメントとリーダーシップの違いとは
上記2つは、組織を動かす1つの方法論になる。
トレードオフではなく、業務や目の前の状態に合わせて求められるものが変わるもの。
2、リーダーシップに関するこれまでの議論の系譜について
先天的な資質という捉え方から、行動、フォローへの働きかけに移り変わり、リーダーシップが開発できるものとなっていった系譜はストーリーとしてわかりやすく面白い。
所感
・一皮剝ける経験とはどのような経験で、そこで何が得られるからリーダーシップが開発されるのか?
・一皮剝ける経験があっても、リーダシップが発現する人としない人は何が違うのか?等は今後も考えてみたい問い。
また、今後の環境変化をかんがえるとよりリーダーシップが必要なのではと感じた。
理由としては、テクノロジーにより、一部の業務が効率化され、人が手を動かさなくなる。業務の中でも、人が携わるものが絞られる(〇〇の分岐の時は人がやる等)
業務の変化により、職務特性モデル(ハックマン=オルダム・モデル)に基づくと、
・仕事の完結性がなくなり、技能多様性も狭くなる可能性がある。
・タスクの重要性も減っていく
そのような状況だからこそ、リーダがフォロワーに対し、どのように仕事を意味付けて渡すか、仕事を切り取るか?(目標設定やタスク設計をするか)が重要になりそう。
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