幻想迷宮書店オープン! 往年の名作ゲームブックが電子書籍で読める! 優秀な方が携わっているので期待大
こんにちは。ゲームブック投稿サイトを運営してるものです。
筆者はネットサーフィン(死語)したり、TwitterのTLで「ゲームブック」というキーワードで情報収集をしておりますが、ゲームブックに関するサイトが立ち上げっていたのでお知らせします。
幻想迷宮書店
往年の名作ゲームブックがKindle版で読めるようになるそうです!
これは必見ですよ。
まずは国産ゲームブック最高峰とも誉れ高い「ドルアーガの塔三部作」が3月1日にリリース予定です。
相性実は良くないんだけど
ゲームブックは順番通りに読み進めるのではなく、パラグラフと呼ばれる物語の要所要所を選択肢により行ったり来たりするのが常です。
そのため、紙媒体だと選択肢を選ぶ度にペラペラページをめくるのですが、たまに「アレ? どこだったっけ?」とわからなくなることもあります。(いや、筆者だけかもしれませんが)
そんなこともあり、ハイパーリンクをクリックして次のシーンへ移動できる電子書籍とは相性が良いんじゃないかなあと言われます。
現にKindle版のゲームブックはKDP作家さんや、同人さんから出ています。
ところがですねー。
実はゲームブックと電子書籍は相性が悪いシステムなのかもしれない。
↑この筆者のブログエントリで触れたんですけど、レイアウトが固定できないんですよ。
ということは「選択肢が次のページにまたがって読者が見落とす」と言う事態が懸念されるんですよね。
筆者は自分ではこれに対処する手段を持ち合わせていません。
紙を電子にって単純じゃない
結構紙媒体だったものが電子書籍になって出版されている例はあります。
なので往年の名作ゲームブックを電子書籍版で再出版というのは簡単に出来そうな気がします。
でも、↓この書籍を見てわかったんですけど
村田先生が紙とWebの違いに四苦八苦した事をインタビューで言及しています。
ものすごく大変だそうです。
紙は見開きとかレイアウトが固定されますが、前述のとおりレイアウトが端末によって変わるため、見え方やイラストの挿入で苦労しそうですよね。
漫画で言うと、紙で綺麗に見える描き方と、Webで綺麗に見える描き方が異なるそうです。
なので今まで過去の名作のゲームブックが電子書籍になると言う事がなかったのだと思われます。
安心して下さい! 期待大ですよ!
となると、今回の幻想迷宮書店のリリースがどうなるのか気になるところですが、筆者は物凄く期待しています。
というのは、こちらのサイトの運営に携わっている方が、ゲームブック復興に熱い思いを持ってずっとずっと取り組んできた方だからです。
創土社と言う、ゲームブックのためにあるような会社で編集をご担当されていた方なので、まず問題ないと思っています。
つまり筆者の
・(現状フォーマットの)電子書籍とゲームブックは相性があまりよくない
・紙媒体の書籍を電子版に移行するのはそう簡単なことではない
と言う二つの懸念を取っ払ってくれると信じています。
その努力や苦労は並大抵ではないでしょう。
サイトは見事スマホにも対応していますし、価格も400円(予定)と物凄く良心的です。
紙媒体である単行本は1296円ですからね。
驚愕の低価格ですね。
筆者は先述の「ドルアーガの塔三部作」を持っていないんですよ。
紙媒体の書籍版を買おうか迷っていましたからね。絶妙のタイミングです。
筆者は期待を込めてまず「悪魔に魅せられし者(Kindle版)」を予約しました。
入手してプレイしたらレビューをブログなどに書いてみたいと思います。
皆さんも是非ご期待ください。できれば買ってみてくださいね。
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