車を運転すると言うこと(15):速度オーバーで捕まると言うこと
知人の話です。もう時効なのでこの項目を記載します。
若い時はスピードに憧れます。
とりたてて訳もなく、無性にアクセルを吹かしたい時もあります。
田舎の一本道。知人は信号も対向車もないようなだだっ広い国道を無心に走らせてたそうです。
多くの車はリミッターというものがついており、メーターが一80キロくらいまで刻まれてはいても、途中でいくらアクセルを踏み込んでも、スピードが一定速度以上出ないという状態になります。
それでも斜面などを利用して勢いに乗れば、それ以上のスピードをたたき出すことが出来ます。知人はその事にしばらく没頭していたそうです。
やがて我に返り、スピードを出すことに飽きた知人は、アクセルをいたずらに吹かすことをやめ、適当に車を走らせていました。
すると突然「止まれ」と言うプラカードが目の前に立ちふさがったそうです。
見ると警察のスピード取り締まりです。他に車もありません。
どう考えても知人の車両を導いています。
「ああ。捕まる」がっくりときて、やむを得ずその指示に従ったそうです。
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