イギリスのゲームブック事情を探ってみますよ。ソーサリーをアプリでリメイクしたり、YouTuberが実況したり。英語は強い!
こんにちは。ゲームブック投稿サイトの管理者です。
ゲームブックと言えば火吹山やソーサリーが人気ですが、それらの発祥の地はイギリスです。
因みに作者はスティーブ・ジャクソン氏ですが、ゲームブック業界には同姓同名が二人います。一人がイギリス人でもう一人はアメリカ人で、混同に注意です。
アメリカ人のジャクソン氏は偽物とかじゃなくて、ちゃんとした人です。念のため。
話を元に戻します。
ご承知の様に英語はイギリスの母国語であり、それがアメリカやカナダなどの北米やオセアニア、インドや香港、シンガポールと全世界に広がっています。
ゲームブック業界でも物凄く興味深い広がりを見せているのでご報告します。
inkle
日本ではあまり聞き慣れないソフトウェアメーカーですが、ゲームブックでは非情に期待される会社です。
この会社はinklewriterを言うゲームブック作成ツールを提供しています。
筆者はまだこのツールでゲームブックを作成したことはありませんが、画面が非情に綺麗で動きがスムーズであり、感覚的に操作が分かるインターフェースが素晴らしいと思います。
↑このような感じで、パラグラフ執筆時はリンクがいくつあるのかが表示され、そして飛び先のパラグラフの検索なども容易です。
パラグラフ番号の概念がないのは好みが別れるところでしょうが、条件分岐も使えるので「このアイテムを持っていれば次へ進める」と言う処理も可能です。
パラグラフ遷移がひと目で分かるマップ表示もあります。
これが大変便利ですね。自力でやるとなると、Excelなどに書くわけですが、リンク切れなどが分かりませんから大変です。
これですと、つながりのあるパラグラフだけ抜き出して表示といったことも出来て大変流れがわかりやすく把握できます。
ソーサリーアプリ
巷では知られている、ソーサリーシリーズのアプリがあります。
ソーサリーは4部作ですが、そのうち1と2はPCでも遊べます。
現在3まで出ていて、iOSとGoogle Playで提供されています。
プロモーション動画を置いときます。
ゲームブックの復刻版書籍はこのエントリ執筆時点でパート1は新品の在庫がないので中古で999円からとなっています。
それがアプリ版だと600円と言うのは安くていいですね。
さらに選択肢を選んで読み進めるのにわざわざページをめくらずともよく、バトルシステムや賭け事なども自動でできます。
音楽やアニメーションのような動作も書籍の世界観に心地よく入っていける素晴らしい演出が施されていますね。
素晴らしいですね。
YouTuber
上記ゲームの紹介動画までありましたね。
まずはinkle公認のやつです。
この動画チャンネルはYOGSCAST PLAYと言う会社が運営しており、チャンネル登録数がこのエントリ執筆時点で7,368,852です。
凄いですね。あのHIKAKINさんですら2,864,599ですからね。
まあ、HIKAKINさんはメイン以外にHikakinGamesも1,891,304の登録があり、他にもチャンネルを持っていて、Twitterの自己紹介文を見ると660万登録を超えていると言うので、日本の最高峰のYouTuberと肩を並べるか、それ以上ということでしょう。
(YOGSCAST PLAYが小さいながらも会社で、HIKAKINさんが個人と言うことを考えると一概にどっちが凄いとも言えないですね)
で、YOGSCAST PLAYはこのソーサリーアプリの実況をやってるんですね。
ゲームブックやアドベンチャーゲームの動画実況ってネタバレとかが懸念されるところですけど、そんな事お構いなしみたいですね。
まあ、攻略本みたいな位置づけで、動画を見て前に勧めない人は参考にしてもいいし、純粋に動画を楽しんでもいいし、あえてこの動画は見ないで自力でプレイするという人、それぞれということ。
凄いですねえ。
英語は凄い
どうして上記の事ができるのか。そして再生回数が多いのかは明白ですね。
冒頭で触れましたけど、英語を扱える方が世界中で大勢いるからです。
良くアメリカ英語とイギリス英語が違うとか、オーストラリアは訛りがあるとか言われますけど、基本的な部分では通じるのでしょう。
インターネットで海外のサイトを見たり動画を見れるとなれば、英語が理解できる人は容易にアクセスするということです。
英語を日常レベルで扱える人は70億人の1/4とまで言われてますからね。
日本語が扱える人1億2千万では到底及ばない世界です。
まとめ
日本の市場は人口が減り、小さくなるばかりなのですから、ゲームブックも海外の事を意識せざるをえませんね。
優れた日本のゲームブックを海外に展開するという方法もありますし、その逆もありでしょう。世界で人気のゲームブックも英語ベースしかないという状態もあります。
Lifelineも当初は英語版しか無く、一部の日本人も英語版で遊んだ方もいます。
それが日本語訳され、日本で大人気となりました。
グローバル化ってそういうことなのだと思います。
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