つまらないので夢を見る

今日は一日中雨が降った。仕事はキャンセルになるし、生理は終わりかけでもまだまだしんどいし、傘をさして畑に行く気にもなれなかった。

数少ない友達は医療従事者や福祉業界の人で、このご時世で心配すぎて連絡も取らなくなった。心配なら連絡を取るべきだと思う人もいるかもだけど、私にとっては心配は呪いのようなものだ。

もちろん不幸を望んでいるわけじゃなく、心から無事を祈っている。だから心配したくないし、心配してるって伝えたくもないの。

心配や不安って意外と呪いみたいに相手を縛ることがあるからね。


でもふと時間がある時に私だって誰かと話したくなる時がある。あまり友だちともしょっちゅうは話したくないのでほとんどないけれど、たまにあるの。

それが今日だけど、以前のようには気軽に連絡できなくなったってわけ。

で、退屈してる。

だから今日はノートを更新したりして過ごしてみたけど、今日の天気みたいにグチグチジメジメしてるような文章しか書けなかったから、このままだと夜ちゃんと眠れないんじゃないかと思ってね。

これから夢を見ようかなと。




私の夢は南向きの低くてなだらかな山すそに広い土地を買って、そこに小さな村を作ること。小さな家を建てて、棚田を作って、畑をして生きたい。

山の斜面を下る小川から棚田に水を引き込む。小川のわきでワサビも育てたいな。

電気はどうしようかな。太陽光でオフグリッドなんていいな。でもソーラーパネルをずらっと並べるのは嫌だから最小限だけでいいや。煮炊きには薪かカセットコンロで何とかしようかな。トイレはやっぱりコンポストトイレかな。

でもやっぱりちょっと不安なので一応電気ガス上下水道が引き込めそうな道路沿いの土地を選ぼう。

自分でいくらでも修繕できるように、本当に小さな家がいい。木の家が良いけどコンテナハウスでもいいかな。スキップフロアで部屋を分けて、三段くらいの高低がほしいな。段差部分はうまく収納にしてね。

スピーカーだけは贅沢な良いやつをつけたいな。あ、プロジェクターも欲しい。大好きな音楽とかミュージックビデオを最高の状態で楽しみたいな。

で、毎日毎日美味しいご飯作って田んぼや畑して生きたい。


村というからには住民が必要だな。

そういう生活を面白がってくれる人とか、孤独な知り合いとか、興味のある人に十分に距離を空けて小さい家を建てて住んでもらおうかしら。

距離はとても大事だからね。十分に距離をとって。

距離をしっかりとったらきっとしっかり助け合えると思う。

バラバラなままで助け合って生きたい。




心配は呪いになるのを知っているけれど、夢は現実になるのだろうか?

夢を見続けたまま目が覚めなければいいのだろう。

いつもいつも目を覚ましてうんざりする。

つまらない方を勝手に現実だと思い込んで。


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