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立浪竜緊急補強!?ドラゴンズ石岡諒太選手とオリックス後藤駿太選手のトレード成立へ!!

令和4年7月8日、日本を震撼させる最悪のテロ事件が起きていた裏ではプロ野球は普段通りに何事もなく行わなれました。

陰鬱な状況でこそ、それを打開するエンターテイメントというものが必要です。

そんな中、ドラゴンズも大きな出来事が発生しました。

ドラゴンズ石岡諒太選手とオリックス後藤駿太選手のトレードが成立しました。


石岡諒太選手とは?

1992年5月25日生(30歳)
兵庫県神戸市出身
2015年ドラフト6位
左投左打
一塁手/外野手
推定年俸562万円

今季成績
11試合 打率.360(25-9) 0本 1打点 OPS.767
得点圏打率.500

通算成績
19試合 打率.250(40-10) 0本 1打点 OPS.536
得点圏打率.364

石岡諒太選手は一言でいえば、竜の苦労人です。

プロ1年目の2016年に合同新人自主トレで腰痛を発症し、椎間板ヘルニアと判明し1年目は一軍試合出場はありませんでした。

プロ2年目の2017年、一軍初出場を果たすも、プロ3年目の2018年は一軍出場はなし、さらにプロ4年目となる2019年に椎間板ヘルニア手術を受け、一軍出場なし、オフに育成契約となりました。

その後はプロ5年目の2020年8月27日に育成から支配下登録され、10月には一軍昇格しプロ初安打を放ちました。

そしてプロ7年目の今シーズンにあっては4月ウエスタンリーグ月間MVP、一軍でもプロ入り初打点をマーク、少ない打席ながら打率.360をマークする等、30歳にしてようやくプロ野球選手として歩み始めた選手でした。

しかしながら左投げというのが非常にネックとなり、守れるポジションが一塁手と外野手しかなく、ドラゴンズには一塁手にはビシエド選手という主砲、外野手も大島洋平選手、アリエル選手、岡林勇希選手という石岡諒太選手以上に好成績を残す選手がおり、非常に使い所に困る選手となっていました。

また30歳という年齢、実績も皆無、我慢して使う立場の選手とは言い難い選手であり、このままでは代打だけで終わる可能性はありました。

そういう面では、やはりDHのあるパ・リーグでこそ石岡諒太選手の持ち味が生きるのではないかと思います。


後藤駿太選手とは?

1993年3月5日(29歳)
群馬県渋川市出身
 2010年ドラフト1位
右投左打
外野手
推定年俸2100万円

今季成績
26試合 打率.184(49-9) 0本 2打点 OPS.455
得点圏打率.154

通算成績
904試合 打率.220(1677-369) 15本 140打点 OPS.575
得点圏打率.221

そして石岡諒太選手のトレード相手として、ドラゴンズにやってきたのは、まさかまさかの後藤駿太選手でした。

後藤駿太選手は2010年ドラフト1位でオリックスに入団していますが、このドラフトというのが古参のプロ野球ファンなら誰もが記憶にある、外れ外れ外れ1位指名となったドラフトです。

ちなみにこの時のオリックスのドラフト2位が現在ドラゴンズでプレーし、最早チームに欠かせない選手である三ツ俣大樹選手です。

後藤駿太選手の持ち味は何と言っても異次元の外野守備でしょう。

12年間オリックスでプレーし、俊足を活かした広大な守備範囲で魅せる数々の好守、尋常ならざる強肩でのレーザービーム等でオリックスファンの度肝を抜かせてきました。

まさに外野守備なら12球団でもトップクラスの選手ではないかと思います。

ただ、現状のドラゴンズでは後藤駿太選手という選手がドラゴンズのウィークポイントを補う、補強に値する選手なのかと言われるかというと、疑問符は生じてきます。

現状のドラゴンズの外野手は先に説明した通りに、大島洋平選手、岡林勇希選手、アリエル選手がレギュラーであり、さらに現在二軍落ちしてしまいましたが、ルーキーながら今季一軍で5本塁打を放った鵜飼航丞選手、さらにはドラ1ルーキーのブライト選手、捕手登録ながら外野手として出場する郡司裕也選手、さらに外野守備固めには加藤翔平選手がいます。

また、現在投手転向した根尾昂選手についても、今季は外野手登録されていましたが、根尾昂選手の打力では外野手では厳しいということで外野手から遊撃手に再コンバート、そして投手へと転向という背景がありました。

後藤駿太選手はお世辞抜きにも打力は厳しい所があり、じゃあ何故獲得したのか?という疑問がSNSで話題となってしまっています。

ですが、今シーズンのドラゴンズは不動のレギュラーである大島洋平選手が死球により1か月近く離脱、アリエル選手もちょくちょく怪我しがちな選手、岡林勇希選手も高卒3年目で今季から本格的に一軍出場している選手です。

またルーキー鵜飼航丞選手もNPBタイ記録となる野手として9打席連続三振を記録してしまう極度の不振に陥り、ブライト選手もつい最近まで怪我をしていました。

さらに郡司裕也選手も今シーズンは打率1割台に苦しんでいるので、実のところドラゴンズの外野陣というのは一つのアクシデントがあれば、たちまち崩壊してしまう危険性があるのです。

現に大島洋平選手の怪我、鵜飼航丞選手がコロナで離脱した際には遊撃手再コンバート中だった根尾昂選手を緊急昇格させ外野手で起用せざるを得ない状況だったのも事実であり、セカンドのレギュラーである阿部寿樹選手を外野で起用するなんてこともしています。

さらに去年の外野手は不動のレギュラーだった平田良介選手、福田永将選手が病気や怪我でシーズン中ほぼ離脱していた際に、誰もが結果を残せなかったということもありました。

実際に去年の外野手の成績がこちらです

結果としても、後藤駿太選手の加入はドラゴンズにとってもマイナスになることはないでしょう。

後藤駿太選手にはかつてドラゴンズの最強の守備固め、代走選手であった英智選手のようないぶし銀の活躍を期待したいです。

また、外野のファイナルフォーメーションが岡林勇希選手、加藤翔平選手、後藤駿太選手というおそらく12球団最強の外野守備陣を組むことも可能となったので、とても恐ろしいことになると思います。

何はともあれ、石岡諒太選手はオリックスという新天地で活躍することを期待しています。

そして後藤駿太選手、ドラゴンズにようこそ!!


ドラゴンズにはドラフト同期の三ツ俣大樹選手、オリックス時代の先輩の松葉貴大投手、さらには同じソフトバンクの2010年ドラフト1位の山下斐紹選手、そして我らのエース大野雄大投手がいます。

名古屋は夏は究極的に暑い土地ですが、頑張ってほしいです。

素晴らしい活躍を期待しています。




実のところ、オリックスとドラゴンズはよくトレードをしており、

2014年
岩崎恭平選手⇆三ツ俣大樹選手

2019年
松井佑介選手&松井雅人選手⇆松葉貴大選手&武田健吾選手
モヤ選手⇆金銭トレード

という結果としてお互いに素晴らしいトレードを実現できており、もはやドラゴンズとオリックスは特別な絆が結ばれているといっても過言ではありません。

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