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その9 僕のって大きいんですか?

2017年 (平成29年) 40歳 12月下旬 

入院初日(手術前日)

最短で3日間と言っていたけど、余裕をもって1週間分くらいの荷物を準備した僕。(だって、何が起こるかわからないでしょ?)

神経因性膀胱対策で24時間お世話になているオムツは大きなバック1袋分!

理由は、病院指定のオムツはなく、自分たちで準備しないとダメだったから

ま~ケチな僕はその方が安上がりだからよかったんだけど。

そのほかの荷物で大きなバック1袋分になったから、入院するための荷物は大きなバック2袋!

入院患者の駐車場利用は不可なため、リフトタクシーに乗っていざ出陣だ。

リフトタクシーで行く僕
リフトタクシーで行く僕

大きな病院に着いたら、入院受付で必要書類を記入して待機。しばらくしたら病棟看護師さんが迎えに来てくれた。荷物を持ってもらい病棟へ行くと、担当看護師さんが入院についてのエトセトラを教えてくれる。

血液検査や、手術に必要な事前検査のほとんどは、生検結果を聞きに行った当日に済ませていたので、今日は体重を測ったくらい…と言っても、車いすマンは健常な人が起立して測る体重計は使えない

その体重計のあるところに行ったら、まず僕は近くの椅子に移乗して「車いすのみで計測」後、今度は「僕も乗った状態で計測」

看護師さんが両方のデータをメモしていて、「僕も乗った状態で計測したデータ」から「車いすのみで計測したデータ」を差し引く

すると、ようやく僕の現体重が判明するいう…「時間のかかる大仕事

その後、担当看護師さんが手術のスケジュールを教えてくれた。

・明日の午前11時頃から持続点滴を開始
・昼食のみ絶食(朝・夕食は摂取可能)
・午後一番に手術室へ 
・術後は指示があるまで横向き(仰向けはダメ)
・ただ、座位はきつくなけばOK
・持続点滴は夕方ごろまで(その後は内服薬のみ)
・夕食は点滴につながったままで摂取かも 
などなど…

一通り話を聞いた後、患部を診てもらって質問した僕…

「あの~質問なんですが、僕のって大きいんですか?」

大きくもないけど小さくもない
大きくもないけど小さくもない

「う~ん…大きくもないけど…小さくもないかな~」

(じゃ~…皮膚移植かも?…できれば患部以外にメスが入るのは避けたいんだけどな~)

そんなことを思っていると、病室に先生が来られた。

「ちょっと患部を診せてくださいね~」

そう言われてから僕の背後に回り、患部両側の皮膚を手のひらで寄せるような仕草を何度かした後にこう言われた。

手術は横向きの体位(左耳を上にした状態)になり局所麻酔下で約1時間の予定です。できれば摘出後、周辺の皮膚をより合わせて縫合したいのですが、できなければお尻とか…肉が厚いとこから皮膚移植する予定です。」

僕の皮膚癌が微妙な大きさみたいで、摘出後に周辺の皮膚をより合わせるのか?皮膚移植をするのか?すごく迷われているように見える…

僕は、もちろん皮膚移植は嫌だけど、再発や転移はもっと嫌だ!今後のことを重要視してどちらにするのか決めてほしいな~

ー つづく ー


いかがでしたか?

今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!これからも、たくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。

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