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白杖(はくじょう)って誰が使うもので、どのように使うか知っていますか?※ノーソンって何の略なのかわかりますか?

僕が生活を送る中で、1番多く出会ってきた車いすマンは「セキソン(脊髄損傷)」と言って、背中にある連結している骨のどこかを損傷して足が動かなくなった人です。

もう少し詳しく言うと、その中を通っている神経を損傷している人。

僕のように、それが原因でないのに車いすマンっていうのは意外に少ない…というか少なくはないのですが、僕が生活を送る中で出会う人の中では少ないんです。

それがですね~ヨットに乗せてもらったときにですね~

いたんですよ!

あっ、まずはヨットっていうのはセーリングの記事を読んでくれたら少し詳しく書いています。

さて、もう15年以上前になると思うのですが、「障がいのある人もOKだというヨットに乗れるイベント」が近くで開催されることを耳にした僕は、車いすを漕いで集合場所へ向かいました。

(まだ開始まで時間があるな~)

少し早く来すぎたかなと辺りを見渡していると、白い杖(白状:はくじょう)を持った男性がやってきているのに目が留まります。

白杖は視覚に障がいがある人が使う杖。

ですから、彼が全盲なのか弱視なのかはわかりませんでしたが、視覚に障がいがあるのは間違いなさそうです。

(彼も参加するんだろうから挨拶をしに行ってみよう!)

そう思った僕は彼の下に近づいてこういいます。

白状を持った彼
白状を持った彼

「あの~初めまして!僕は車いすに乗っています。名前は辛島です.今日はよろしくお願いします」

「そうなんだ!こちらこそよろしくね~」

「先ほどから、ここに来る姿を見ていたんですけど、その白い杖をほとんど地面につけていなかったじゃないですか~?」

「ああ、そうだね」

「それじゃ~前がわからないんじゃないかと思うんですが、歩くスピードがものすごく速くてびっくりしました…」

「これはね、左右に振るとある程度周囲の状態がわかるんだよ」

「へ〜そういう使い方もあるんですね~」

「これの使い方は数種類あるからね、知らなかったのかもね」

「ええ、これまでは一種類(前方の地面を突く)しか知りませんでした…」

「私はこの方法が1番歩きやすいんだけど、よく電柱や人と衝突するんだよね〜」

「でしたら、もう少しゆっくり歩けば良いのに…」

「ははは」

そんな話の中で、視覚に障がいを持つことになった原因が、僕と同じ脳腫瘍だと言うことがわかります。

脳腫瘍は、脳頭蓋内に出来る腫瘍の総称ですから、視覚を司るところに彼は腫瘍が出来てしまったのかなと思いました。

また、以前紹介したノーソンの車いすマンと同じく、また新たなノーソンと出会えてうれしく思えた瞬間でした!


いかがでしたか?

今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!😊

読んだよ〜ってことで、スキを押してもらえたら、今後書いていく励みになりそうな気がします。🔥

できましたら、これからもたくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。🙇

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伝えたいメッセージをみなさんへ~✨

僕が書くすべての記事(手紙)は、長い時間かけて継続して書いてきた記録や、そうでなかれば得られないであろう考え方や貴重な体験を基にしています。いただいたサポートは、その評価だと捉えさせていただき、それを糧に今後も多くの記事を書いていきますので、どうかよろしくお願いします。