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その43 僕が考案した作戦の抜け穴に…これが皮膚癌なら、大誤算だ…

2024年 (令和6年) 47歳 5月中旬

「辛島さん、そこにあるホクロみたいなのって、前からありましたっけ?」

数ヶ月前に受けた生検の跡もすっきり消えてくれたし、皮膚癌ではなかったことにホッと胸をなで下ろしていたとき、職場の同僚にそう言われた僕。

「えっ、どこですか?」

「ほら、ここですよ」

同僚が自身の頭を指さして場所を教えてくれる。

「えっ、前(前頭部左側の額に近いところ)ですか?」

てっきり後頭部のどこかだろうと思っていた僕は、ちょっぴり拍子抜け…

同僚のジェスチャーを参考にして手鏡で確認してみたんだけど、髪の毛が邪魔してよくわからない。(立っていると分かったみたいだから角度の問題?)

「それで撮ってみましょうか?」

僕が持っているタブレットを指さしてそう言ってくれる。

「すいません、お願いします」

髪の毛をかき分けながら、数枚の写真を撮ってもらい確認したところ…

黒くて丸いホクロのようなものがある。大きさは5ミリくらいかな?

なんだあれ?いつからあったんだ…
なんだあれ?いつからあったんだ…

と言っても、「後頭部にたくさん放射線を浴びたことが、皮膚癌が発生する有力な原因なんだろうと思っていた」僕は、すぐに皮膚癌だとは思えない。

2017年に初めて皮膚癌が見つかって以降、確認しやすいよう常に髪を短くしておくのも、考案したタブレット作戦で撮影する場所も、後頭部が中心だった。そんな僕に、今回浮上した問題点を画像で振り返ってみることはほぼ出来ない…

ま~今振り返れば、時々チクチクと痛みがあった場所なんだよね…

それでも確認してこなかったのは~

①21年に受けた開頭手術における手術創の影響なのか、重苦しく感じるときがよくある。(いわゆる古傷の痛み)

②強烈片頭痛が起きる場所で、年に数回の動けなくなる日以外でも、チクチク・ズキズキと痛むときがよくある

③皮下に貯留する膿(皮下膿瘍)が影響する違和感

そういう常習的に?何らかの痛み・違和感・重苦しさがあるところだったからってのが大きい。

先ほど、「後頭部にたくさん放射線を浴びたことが、皮膚癌が発生する有力な原因なんだろうと思っていた」と書いたように、現時点では皮膚癌の発生原因が高い放射線量なんだろうと思っている僕。

放射線量の高低差関係なく、浴びたこと自体が皮膚癌の発生原因になるのなら、前頭部や脊髄にも少し放射線を浴びているんだから、作戦そのものを見直していく必要があるのかもしれない。

あっ!

あそこは放射線量があまり高くない(と思う)前頭部だけど、髄芽腫が播種した場所に近くて、局所的にガンマナイフ(高い放射線)を受けていたぞ!

ま~ガンマナイフ(前頭部でも、局所的に放射線量が高くなっている)が影響しているのかはわからないけど、これは怪しい…)

そこで幸運にも、かかりつけ皮膚科の定期受診日が目前に追っていたので、先生に相談。

やはり怪しいとのことで、再び大きな病院へ紹介状を書いてくれた。

数ヶ月前に書いてもらったときとは違って、皮膚癌の可能性が高いみたい…

自身2回目や3回目とは違って、ある程度大きいからな~

もし本当に皮膚癌なら、皮膚移植になっちゃうのかな…

ー つづく ー


いかがでしたか?

今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!

読んだよ〜ってことで、スキを押してもらえたら、今後書いていく励みになりそうな気がします。

できましたら、これからもたくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。

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