優しさの本質とは

彼と別れてしまったけど、
寄りを戻して入籍しようと言ってくれて、
まだ会ったりもしてしまっている中で。

ふとした時に見えたラインの非表示の女の人の名前、携帯を借りた際に開いてしまった。
会社の女の人。

まだ付き合ってて、ちょうど半年くらい
指輪を見に行こうと言っていた時期の
2人のアルバム。
「さくら🌸＆海🎈」

私と付き合ってて初めてしたデート、
海でのシャボン玉デートを
彼と会社の女の人がしている写真たちが44枚も！入ってた。

彼女に隠して、会社の女の人と彼女と同じデートをすることは、浮気だと思った。なにもないにしても。

「会社の人は悪くない、だから相手になにも言わないで」「彼女がいるのに誘ったってバレたら会社での立場がなくなる」「会社に居られなくなる」「一生かけて償うよ、だから黙っててね」

彼から出る言葉に、私への愛はひとつもなかった。
まあもう別れてるんだから、いいのだけど。

彼は優しかった。
体調が悪い時にすぐ送り迎えしてくれたし、
落ち込んでる時は在宅勤務に切り替えて一緒にいてくれた、
管理職の重圧に耐えれず食が細くなった時は、好きなものがいっぱいある居酒屋を予約して、
好きなものを並べてくれた。

「あなたが元気だと嬉しい」
「もう愛しちゃってるから、なにもしても愛してる」
「僕がいるから大丈夫」
たくさんの優しい言葉
たくさんの優しい行動に

支えられていたことは事実で。

彼の本質は「優しい」だからわたしは大好きだった。

優しい事実があって、
優しくなかった事実もあって。

優しいってなんだろうか。
優しい人って何だろうか。
優しいの本質はどこなのだろうか。

心がつながれない以前に
私はからをちゃんと見れてたかな。

彼の優しさが恋しいな、
優しいってなんだろうの答えがわかるような
優しい人と出会いたいな。