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帰国を決断できた理由②

留学を途中放棄してまで帰国を選んだ理由
その2
帰国することで、留学での目標の1つをクリアすることができたから。

人の目を気にして生きている自分が嫌でした。
小中高と同じ年齢の人たちと横並びで進んでいく日本の教育。
大学になると浪人や留年、休学などで違う年齢の人と同じ学年になることもありますが、私の学部では、ほとんどが同じ年齢の人。そんな横並び教育で大学3年あたりから当たり前のように始まる就職活動中、違和感を覚えてしまった私は、あえて大学在学中ではなく、卒業後に留学することに決めました。

自ら横並び教育を脱することで、周りと比べようがない状況を作り、気にしすぎる性格から卒業したかったのです。

しかし、22年間培ってしまった私の“周りの目を気にする性格”を変えることは、簡単なものではありませんでした。

韓国留学中、一部印象的だったことは、授業での発言です。
韓国語を学ぶために来ているのだから、間違っても怒られるわけではありませんし、恥ずかしいと感じる必要はないはずです。
しかし私が気にしていたことは、先生に指摘されることではなく「同じクラスの日本人の子になんて思われるんだろう」です。
気にする必要のないことだと分かっているからこそ、そんな自分に嫌気がさしていました。

人の目を必要以上に気にしてしまう私。
ホームシックになった当初は、
「留学を途中放棄して帰国するなんて、友達になんて思われるだろう」「こんなことも頑張れない自分と友達でいてくれるのかな」
など、自分ではなく周りにどう思われるかばかり考えていました。
しかし、最終的に体に不調が現れ、周囲の目を考えられないほど心が病み、帰国を帰る決断をしたことで、“人の目より自分の気持ちが大事だ”ということに気づけました。

環境を変えるだけじゃ変わらなかった“気にしすぎる性格”ですが、追い詰められてやっと、1番大切なことが分かりました。

最近ではHSPという言葉が認知されるようになり、いわゆる“繊細さん”たちがどうすれば自分を守れるのか、その術をインターネットや書籍で知ることができる世の中になってきました。しかし、全ての人に当てはまる方法はありません。だからこれを読んでくださっている方に同じ経験をしてほしいのではなく、あくまで「こういう人もいるんだな」の一例として感じていただけたら幸いです。

“帰国を決断できた理由①”の記事をアップしてから
②を投稿するまで日が空いてしまいました。
というのも、自分の中で感覚として残っている記憶を言語化することが難しかったからです。
人の感情を言葉にするのは難しい…だけど面白い…

これからもnoteに色んな思い出を投稿していきたいです。

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