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【米津玄師】Pale Blue【新曲感想】

 この記事は米津玄師ニューシングル『Pale Blue』発売二日前に書かれたものです。
 そのため、投稿日との時系列上矛盾する表現が一部にあります。
 ですが、実際CDで全曲聞き込んだところ当初抱いた感想と変化した部分もあり、やはり新曲を聞いた始めの新鮮な感想も残しておきたいと考えたため、このままの公開を決めました。
 何卒ご了承ください。

米津玄師が好き

 ツイッターで僕をフォローしてくだすってる方はご存知かと思いますが、僕は米津玄師がはちゃめちゃに好きです。
 これはマウントのつもりなんですが、米津玄師がハチだったころから追ってるので、ファンとしては古株だと思います。最もボカロ楽曲投稿以前にアップしていたらしい本人歌唱楽曲については残念ながら聞けていません。

 そんな米津玄師も、今や日本を、いや人類を代表するシンガーソングライターのひとり。これはもう人類史に名を刻まれますね。数十年後にFa○eで英霊化されるの待ったなしですね。クラスはキャスターかな?
 僕がやかましく周囲に宣伝するまでもなく、この地上に彼の名を知らぬものは無いわけですが、それでも僕は言わずにはおれないわけです。

米津玄師ニューシングル『Pale Blue』は6月16日(水)発売です。

 明日にはフラゲ可能なので、出勤間際に買ってカーオーディオに突っ込めば職場に着く頃には魂は浄化され心は安らかに凪ぎ、この世の不条理のすべてをなぎ払い焼き尽くせるほどのパワーが腹の底から湧いてくること間違いなしですよ。
 まあそもそも表題曲に関しては現在すでにダウンロード販売が各プラットフォームから開始されておりますで、今すぐスマホを手に取ってアプリからダウンロードしていただければいいだけの話ではあります。
 僕も早速ダウンロード。ここ数日、出退勤は『Pale Blue』と共にあります。米津玄師が歌いあげる切なくも力強い愛の旋律は胸に迫るものがありますね。
 この歌によって、僕の人類愛は通常の1000000倍にまでパワーアップ。お客様にも丁寧親切なご対応ができるってもんですよ。
 まあゼロになにかけてもゼロなわけですが。

Pale Blue 雑感

 閑話休題。
 『Pale Blue』はTBS系金曜ドラマ『リコカツ』主題歌として書き下ろされた楽曲です。
 「離婚を決めた時から始まる夫婦の恋」がドラマのテーマであり、主題歌である『Pale Blue』にもそのテーマは共通しています。
 和音が一段ずつ音階をあげていくメロディがサビで流れますが、この響きは結婚式を彷彿とさせます。
 そして、歌詞は引用できませんが、『Pale Blue』では別れゆく恋人に対する思いが歌われています。
 もうとめられない別れが目の前にある。けれど愛が消えたわけではない。そばにいたい。同じ未来を見つめていたい。一緒に歩んでいきたい。思いはいや増して募る。
 そういう歌なわけです。

 同じくドラマ主題歌であった『Lemon』では、もうここにいない誰か、愛しいあなたへの、それでもまだ消えぬ思いを歌っていました。
 そちらは失恋の歌ではなく、「別れがたく分かちがたい二人が己の意思に依らず引き裂かれたしまった後の話」という歌詞でした。
 『Pale Blue』では、別れがたく思ってはいても、その別れは二人で導き出した答えでもあります。
 その有様は、かつて人工衛星・ボイジャーが撮影した太陽系家族写真のエピソードにも共通するところがあるように思われます。
 『Pale Blue』というタイトルから連想した方も多いのではないでしょうか。
 恋しい地を離れ行くボイジャーはわたしなのか、はたまたあなたなのか。
 二度と戻らない離別の悲しさと、だからこそ募る愛を感じさせます。

最後に

 新曲を聞いてこのような感想を抱いたわけですが、17日現在、CDを聞き込んだ僕はまた違う感想を持っています。
 FGOを履修しているので、ペイルブルー=ボイジャーに連想をつなげてしまいましたが、これはもっとストレートに考えて、結婚式のサムシングブルーと別れの悲しさの表現としてのブルーなのではないでしょうか。
 また、消えない思いというより、別れが目の前にあることで思い起こされるかつての記憶、そして改めて目の前のあなたに恋をする、という解釈の方がしっくりきます。
 なので、この記事を公開後、あらためてシングルCD全曲の感想を別記事にてしたためたいと思います。

 今、ツイッターを開くと米津玄師のファンアートや歌詞解釈が無数に流れています。
 なんてすばらしい世界なんでしょうね。
 ハチそして米津玄師の楽曲を愛する同士が世界中に増え続けているこの状況は、僕にとってまさにユートピア。この調子で太陽系のみならず外宇宙の存在にまでも、いずれ米津玄師のすばらしさを知らしめたいですね。

 ただひとつ、悲しむらくは、ライブチケットの倍率が爆上がりしてしまったこと。
 いや、めちゃくちゃめでたいんですけどね。
 米津玄師のライブはチケット購入に関して転売ヤー対策をがちがちにしているので、そういうクソにチケットが渡らない≒会場にいるのは純粋に米津の歌を聞きに来たファン=そのチケ倍率が高いということは米津玄師がスターダムに駆け上がっていることの何よりの証左であり、マジにめでたいことなんですけどね。
 それはそれとして、ライブ行きたいじゃないですか。
 米津玄師の下手くそなMC聞きたいじゃないですか。僕はあの下手くそなしゃべりが大好きなんだ。
 とはいえ、彼のトーク技術はライブ始めてからというものめきめきと上達しているんですよね。
 MIU404の最終回特番で星野源と綾野剛とトークしていた姿や、各種ニュース番組の取材に答えている姿を見るに、自分の気持ちを言葉にすることが滑らかにできているんです。
 言葉を選びながらゆっくりしゃべる彼の話し方も僕は大変好きではありますが、こうして社会との接点を少しずつなじませていくというか、豊かにコミュニケーションをとって人と人とでつながっていく姿を見るのは、なんだか感慨深いものがありますね。
 『米津玄師の近所の家に住んで時々挨拶を交わす見守りおばちゃん』めいた気持ちがそこにはあります。

 収拾がつかなくなりましたね。
 「最後に」とはいったいなんだったのか。

 それでは、本当の最後に米津玄師の益々の活躍と幸福を祈って、記事を締めたいと思います。
 祝福あれ。

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