ダイヤモンドを見れるようになる方法
こんにちわ。
ダイヤモンドバイヤーのようへいと申します。
今ではダイヤモンドを見慣れて品質をチェックするのにも時間はかかりませんが、入社当時はど素人で右も左も分からない状態からスタートしました。
そこで入社してからダイヤを見れるようになるまで何をしたかお話していこうと思います。
※筆者の入社当時のレベルはダイヤの4cや傷の種類等、知識だけある状態でダイヤを直接見たことは殆どない状態です。
当記事はこれからダイヤモンドを本格的に見れるようになりたい方向けになっているので、専門用語が多くなりますがご容赦ください。
また最後に見慣れてない方でも見やすくなる方法お教えしますので、最後までお付き合いいただけると幸いです。
ダイヤモンドを見る練習方法
まず初めにやることはピンセットの扱い方です。
ダイヤを見るためにはピンセットとルーペを使うのですがこのピンセットの扱いが想像以上に難しいです。
初めのころはダイヤをつまんでも弾いてしまって飛ばしてしまうことも多々あります。
なので最初はとにかく沢山の石をつかんで持ち上げてを繰り返し、ピンセットで石を自在に掴めるようになるところからスタートしました。
ダイヤを沢山用意できない場合は他の丸い石(キュービックジルコニア等)で練習するといいと思います。
そして次にしたことはカットの良し悪しを理解することです。
ダイヤモンドのラウンドブリリアントカットは最高の形が決まってます。
詳しくは下記の記事で解説しておりますので気になった方は見てみてください。
まず最初にカットの最高峰であるエクセレントカットの形を頭に叩き込むことから始めました。
エクセレントカットを記憶できていれば、そこからどれだけ離れているかで良いカットなのか悪いカットなのか判別できます。
ここまで出来るようになればあとは簡単で、数をとにかく見ることです。
これは企業に入ったりしないと難しいかもしれませんが、ダイヤモンドの判別は難しくある程度数を見ないとどうしようもない部分もあります。
可能であればちゃんとした鑑定機関のソーティングがついたダイヤモンドをたくさん見れるとよいです。
しかし数を揃えて沢山のダイヤモンドを見るのは難しいと思います。
なので次の項で少ない数でも見れるのが早くなる見方をご紹介します。
ダイヤモンドを見やすくする裏技
この項では見るのが難しいカラーとクラリティの見方を説明します。
カラー
カラーを見るときはダイヤを横から見てください。
これは上から見るとダイヤモンドの輝きで色が分かりづらくなるからです。
横から見ると輝きがあまりないので、ダイヤモンド本来の色が分かりやすくなります。
クラリティ
こちらも上から見ると輝きのせいで内包物が分かりづらいです。
しかしカラーと違ってクラリティは斜め下から見てください。
2方向の斜め下から見ると内包物の大きさと大まかな位置が分かると思います。
その状態を覚えて上から見ると、今まで見えなかった内包物が見えるようになることが多いです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ダイヤモンドは基本的には鑑定機関のグレードが付いてるのでそこまで詳しく見れなくても、クオリティが保証されたものを購入することができます。
しかし鑑定書が付かない石や、B鑑と呼ばれるグレーディングの基準がとても甘い鑑定機関のものしかついてない石もあります。
プロレベルではなくてもある程度見れるようになれば、騙されることも無くなり、価格とグレードが見合った石を選べるでしょう。
これから、ダイヤを扱う事になるかたや仕事にはしないけどダイヤに詳しくなりたい方のお役に立てたら幸いです。
またインスタグラムでもダイヤの画像と豆知識を投稿してます。
もしよければ見てみてください。
https://www.instagram.com/yohei_diamond/
ここまでお付き合い頂き誠にありがとうございました。
これからもダイヤモンドやジュエリーに関して皆様にお役に立つ記事を書いていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
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