ダイヤモンド4C解説
当記事ではダイヤモンドの4Cについて解説していきます。
Clarity
クラリティ
ダイヤモンドは天然石なので、地下で生成される時に中に別の鉱物が入ったり傷ができたりします。
その内包物の量を表したものがクラリティです。
綺麗な順から
Flawless
Internally Flawless
VVS1
VVS2
VS1
VS2
SI1
SI2
I1
I2
です。
といってもなんのこっちゃだと思うのでざっくり分かりやすく説明します。
FL IF
内包物が一つもありません。
FLとIFの差は中ではなく外に何かあるかどうかの違いです。
と言っても目立つ物ではなく、肉眼では確認不可能な範囲です。
VVS1~VS2
肉眼ではまず確認できないレベルの内包物が入っています。
特にVVSクラスはプロでも顕微鏡を使わないと発見できません。
VS2に関しては10倍のルーペで見ると見慣れた人なら発見できることもあります。
婚約指輪はこのグレードより上を使うことが多いです。
SI1~SI2
10倍ルーペを使えば見慣れてない方でも発見が容易です。
SI2に関しては物によっては素人の方でも肉眼で発見できます。
またこのグレードだと内包物が大きくなってくるので、位置も重要になってきます。
I1~
誰でも肉眼で内包物が確認できます。
内包物が表面に達してるものも多くよく見て選ばないと失敗しやすいグレードです。
I2になると内包物が無い所の方が少ないレベルで入ってます。
Color
カラー
ダイヤモンドは結晶の構造や炭素以外の分子が入ったり等、様々な要因で色が付きます。
一番多い色が黄色です。
黄色に関してはDからスタートしてその後E,F,G…と続いていき黄色味が増していきます。
D
完全に無色。
E~G
無色ではありませんが、殆ど無色に近い色味。
婚約指輪でこのグレード以上が選ばれることが多いです。
色に強い人は、Gカラーだと少し黄色味を感じるかもしれません。
H~J
黄色味が強くなってきて、この辺りから多くの人が黄色味を感じるようになってきます。
しかしまだかなり薄めなのでギリギリ気にならないかもしれないグレード。
K~M
人によってはイエローダイヤと言う人がいるかもしれない位、黄色が強くなってきます。
カットが良ければ多少誤魔化されますが、無色とは言えません。
N~R
このグレードは鑑定機関でVERY LIGHT YELLOWで表記されます。
なのでここからは、イエローダイヤと言っても過言ではない位には黄色です。
S~
鑑定機関でLIGHT YELLOWの表記がされます。
実際に見てみると、ライトという言葉でイメージするよりも、かなり黄色が強いです。
Carat
キャラット
ダイヤの重さの単位です。
1ct=0.2g
よく大きさだと思ってる方がいますが、実は重さの単位です。
重さが多くなれば、そのまま直径が大きくなるので、キャラットで大体の直径が推測できます。
Cut
カット
唯一、人の手が入る評価基準になります。
EXCELLENT
VERY GOOD
GOOD
FAIR
POOR
の順で評価されます。
カットの項目はまず、現時点でダイヤが一番輝くとされる形が基準としてあります。
その形に近ければ近いほど評価が上がります。
実際にGOOD以上の石が取引されることが多く、FAIRより下は丸の形も保ててなく楕円になってしまってる石もあるほど。
個人的には4Cの中で一番重要な項目で他がいくら良くても、カットが悪いとダイヤは全く輝きません。
EXCELLENTが勿論一番いいのですが、VERY GOOD以上であれば充分輝きます。
まとめ
簡単にですがダイヤモンドの4Cについて解説させていただきました。
ダイヤモンドは奥が深く、これでもまだまだ説明しきれてない、細かい事が沢山あります。
個別に記事も出す予定なので気になった方はフォローよろしくお願いいたします。
またインスタグラムでもダイヤの画像と豆知識を投稿してます。
もしよければ見てみてください。
https://www.instagram.com/yohei_diamond/
ここまでお付き合い頂き誠にありがとうございました。
これからもダイヤモンドやジュエリーに関して皆様にお役に立つ記事を書いていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。