見出し画像

⑦バイリンガルへの学習内容:アウトプットの下地作りはショートエッセイで!

前回の記事では英語の論法を習得する必要性について書きました。要点を述べると以下の通りになります。

言語の使い方には文化の差がある。
日本は行間があり、相手が察することが出来るような情報を伝えるのが言語の使い方となる。
行間が少ない文化では、相手は空気や行間を読み取らないので、相手にわかりやすいように、出来るだけ直接的な言語の使い方をする。

英語を使った場合、コミュニケーションの相手がローコンテキスト(空気を読む必要が無いコミュニケーション文化)となるので、日本語を使うように、空気を読ませるような言語の使い方では英語の場合相手にはこちらが伝えたいことが伝わらなくなってします。

ですので、我々のスクールでは生徒さんに『英語の論法』を習得してもらうようにレッスンを組み立てています。

また、前の記事でも書いたように、この英語の論法は『主張、理由付け』というシンプルな構造になります。そしてこの論法に従い文章を作れるようになるのがまず初めのアウトプットの下地作りとなります。

まずYouWorldではこのアウトプットの下地作りは『ショートエッセイ』を書くところから取り組んでもらいます。目的は2つあり、『英語の論法の習得』と『基礎文法に従った英作文の訓練』となります。

私達の生徒さんは、レッスン開始時はYouWorld流の基礎文法の習得に取り掛かってもらいます。基礎文法の習得に関しての詳細はこちらの記事:⑤バイリンガルへの学習内容:基礎文法をご参照ください。

基礎文法の習得が進み、予習に時間がかからなくなってきたら次にアウトプットの下地作りに学習を進めます。

アウトプットの下地作りには目的が2つあるので、それぞれの学習目的に取り組んでまいります。

まず、『英語の論法の習得』に取り組むため、初めはショートエッセイの構造は、『主張、本論(理由付け)』という構造で書いてきてもらいます。

(主張)I love ice cream.
(本論)Because it's sweet!

これに結論を加える場合もありますが、基本的には主張と同じ内容でなければなりません。ですので、以下のようになります。

(主張)I love ice cream!
(本論)Because it's sweet!
(結論)So, I love ice cream.

これに慣れてくるとさらに英語の論点をさらに明確にする技術である『議論』というエッセンスも学習します。

(主張)I love ice cream.
(本論)Because it's sweet!
(議論)Who doesn't love sweet stuff??
(結論)So, I love ice cream.

これを日本語で書くと次の通りになります。

(主張)僕はアイスクリームが大好きだ!
(本論)だって甘いから!
(議論)甘いもの嫌いな人なんているの??
(結論)だから僕はアイスクリームが大好きだ。

実際に日本語にするとどうでしょう?この『議論』の部分は少しアメリカのTVドラマを連想させるような雰囲気を持つ表現になるのではないでしょうか?私の頭の中では昔お笑いタレントのなだぎ武さんと友近さんがディランアンドキャサリンというタイトルでやっていたコントを連想させますね。

そして私の生徒さんは上記のような論理展開で常にショートエッセイを書くように指導を受けるので、最終的には、スピーキングの質問の受け答え方の論法、そしてEメールやプレゼン資料の論理展開を自分で組み立てられるようになるのです。英語の論法を訓練すると、私はアイスクリームが好きだ!という主張にも下記のように主張、本論、議論、そして結論に結ぶことが出来るようになります。(下の文章は厳密には上記の文章とは主張が少し異なりますが。。。補足までに。)

(主張)I love ice cream and many do, too!
(本論)A study shows that 78% of people who were asked to take a survey said they either love or like ice cream. 
(議論)Do you have any other statistics saying other wise? 
(結論)I love ice cream and many do, too!

このショートエッセイの次の目的は『基礎文法に従った英作文の訓練』となります。基礎文法の習得はもとより、最終的な狙いは英語らしい「後ろから説明を加えるような修飾」を文章表現として出来るようになるというのが学習の狙いになります。

後ろから説明を加えるような感覚というのは日本語の感覚ではないので、実は訓練が必要な感覚になり、習得までにはプロセスが存在します。意識的なt取り組みを繰り返すことで、英語らしい表現が身に付き、Eメールやプレゼンでも表現力が豊かになり、的確に伝えたいことを伝えられる表現を身に着けられるようになります。

(主張)I love ice cream and many do, too!
(本論)A study shows that 78% of people who were asked to take a survey said they either love or like ice cream, saying that almost 8 out of 10 people will say they like ice cream and only 2 will say no. 
(議論)Do you have any other statistics saying other wise, which suggest that 8 out of 10 people will say no to ice cream? 
(結論)I love ice cream and many do, too!

上記の例文では後ろから説明の動名詞と関係代名詞を使用しました。いかがでしょう?英語っぽい後ろから説明を加える要素が追加されたように感じませんか?特に、saying that almost 8 ~は訓練しないとなかなかできない表現となりますね。

YouWorldでは上記の通り、ショートエッセイを書く訓練を通し、『英語の論法の習得』と『基礎文法に従った英作文の訓練』に取り組んでまいります。この方法を通し、YouWorldの生徒さんはEメールの書き方、そしてプレゼンの作り方のスキルアップを手にしています。

またこの取り組みは実はスピーキングの下地作りにも効果的ですが、このテーマはまた次回触れていくことにします。

↓↓↓こちらのマガジンもぜひ読んでみてくださいね。英語を養う為の方法論を紹介していますので。
YouWorld流『ビジネス英語の学習法』

↓↓↓ぜひ我々のホームページにもご訪問ください。頑張って英会話のサービスを提供しています。
YouWorld

画像1


子供の金融教育アプリ開発にむけて取り組んでおります。 ご支援頂けましたら幸いです。 頂いたサポートは全てアプリ開発に使わせて頂きます。