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【算命学】原理#2「時間と空間」人間≒時間

※【算命学】原理#1をご覧になられていない方は初めにこちらをご覧ください。
【算命学】原理#1「時間と空間」Δ時間を考える|佐藤 雄一 (note.com)


原理#1では、「Δ時間」についてお話ししました。
時間をミクロ的にとらえると、過去・現在・未来が同じ地点にあり、動きがない世界では時間を感じることができません。
しかし、人間を含め、地球上には「動」の現象があるため、「時間の経過」を知ることができます。

と言うお話でした。

今回は、これを占いの視点から考えてみましょう。

古代の東洋人は、天空の星(惑星)の動きから「経過」という間接的な時間を知りました。(算命学ではそう考えられています)

これを図を使って説明してみましょう。

図1、空間と時間のベクトル

例えば、金星が元々A地点にあり、夕方6時にはB地点に現れるとします。
これは、金星が夕方6時にB地点に動いてきたと考えます。

古代の東洋人は、金星がA地点からB地点へ移動することで「経過」という現象を捉え、それによって間接的に時間を把握しました。

これは、空間の移動がプラスのベクトルで、時間の経過がマイナスのベクトルとなるのです。

時間は無形のもので、「これが時間です!」と指し示すことはできませんでした。
そのため、時間は「地点」で表現されました。
※時間は常に未来へ向かって進行していますから、地点でしか表現できないのです。

算命学では、空間を「十干(じっかん)」という符号で、時間が通過する地点を「十二支(じゅうにし)」という符号で表現します。

十干には10種類あり
甲(きのえ)
乙(きのと)
丙(ひのえ)
丁(ひのと)
庚(かのえ)
辛(かのと)
戊(つちのえ)
己(つちのと)
壬(みずのえ)
癸(みずのと)があります。

一方、十二支はその名の通り12種類あり
子(ね)
丑(うし)
寅(とら)
卯(う)
辰(たつ)
巳(み)
午(うま)
未(ひつじ)
申(さる)
酉(とり)
戌(いぬ)
亥(い)   の12種で表現します。

では、先ほどの図1の考えを応用して、十干と十二支を用いて考えてみましょう。

図2、十干と十二支

十干という「空間」が十二支という「地点」を通過する、こう考えます。

次に人間について考えてみましょう。

「人間の運命とは何か」という疑問から出発しているので、人間について考えるのは自然なことです。

古代東洋人は、「人間は常に『天』と『地(大地)』の間に存在しており、天は常に動き、大地は常に不動である」と考えました。

これは、天動説の考え方です。
現代では、動いているのは地球の方であり、地動説が正しい?と認識されていますが、実はどちらも正解なのです。

地球を中心にした天動説と、太陽を中心にした地動説です。
古代東洋人は、天動説的な発想から人間を分析しました。
人間を知りたいわけですから大地に足がついている人間(地球)を軸に考えたのです。

そして、人間には寿命がありますね。
肉体は「死」の瞬間まで呼吸し(稼働し)、死をもって静止します。

そう考えると、人間は「生きる」という動的な要素から間接的に時間の経過を知ることができます。

惑星の動きから時間を感じることと、「人間が生きている」ということから感じる時間。

この2つは似ています。
ここから、人間≒時間だと考えることができるのです。

惑星から感じる時間を「宇宙時間」と名付けましょう。
この宇宙時間は無限に等しいです。
実際には惑星にも寿命がありますが、人間の寿命に比べると非常に長いので、ほぼ無限と考えておきましょう。
対して、人間は寿命があり時間の期間が決まっていますから「有限時間」です。

このように、「時間」を探求することが人間を知る手掛かりになると考えたのです。

人間に一番密接な時間は何でしょうか?

それは、「自分が誕生した生年月日」です。

惑星という「空間」が地点Aにやってきたように、人間という肉体(空間)が地点Aにやってきた。その時が生年月日なのです。

次回は、この生年月日を「空間(十干)」と「時間(十二支)」
で考えて行きましょう。

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