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【ビジネス書解説】「超選ばれる人 「あなたしかいない」と言われる人が実行している3ステップ」

こんにちは。
今回は、麻加 真希さんの「超選ばれる人 「あなたしかいない」と言われる人が実行している3ステップ」について解説していきます。

はじめに

「選ばれる人」とは、自分の強みやオリジナリティを武器にして、その人にしかない価値観を周囲に伝えることができる人です。
そんな人は、多くの信頼を集めて、強みを活かせる場や出会いに恵まれます。
新たなチャンスへの挑戦で、その人の価値は高まり、同時に組織のメンバーもそれぞれの強みを磨き上げることができます。
「選ばれる人」は、自然と周囲をまとめるリーダーシップを発揮して、誰かを幸せにして、幸福感や豊かさを手に入れることができます。
「選ばれる人」の人物像は、今、時代の流れに合わせて大きく変わろうとしています。
今は、さまざまな世界観や価値観がぶつかり合う時代です。
どう考えて、どう動いて、どう進むべきなのか、先を読んでいくのが本当に困難です。

新しい時代に選ばれる人は、具体的にどんな考え方やスキルを持っているのか、どうすれば選ばれる人になれるのか、9個のアクションプランで解説します。
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具体的なアクションプラン

【1個目】 5年後の「なりたい自分」を設定する

5年後、あなたはどんな自分でありたいと思いますか。
5年後の自分を具体的にイメージしてみてください。
10年後や20年後だと遠すぎてリアルではないけど、5年後だったらぼんやりと理想が見えます。

最初はみんな、5年後の自分をなかなか想像できないです。
しかし、やりたいことや経験したいこと、行ってみたいところや住みたい場所など、小さくていいからワクワクすることを自由に思い浮かべることから始めると、だんだんと具体的に5年後のなりたい自分が浮かんできます。
少し先のゴールがあれば、今どう動くべきか、何を習得すべきかがはっきりします。
明確なゴールがあれば、そこへの行き方が定まります。
「もっと価値のある自分になる」「もっと認めてもらえる自分になる」といった漠然としたイメージではなく、具体的なゴールを設定することが重要です。

5年後の自分のイメージは、後からでもアップデートが可能です。
自分ならではの強みを見つける作業を進めるうちに、5年後の自分のゴールが変化するケースが多いです。
大切なのは、どんな状態の自分であっても、常に未来の自分を意識することです。


【2個目】 強みを出しやすい環境を知る

どんな状況に自分をおけばベストパフォーマンスが出せるのかを知ることは、じぶんの強みを発揮して、パワーアップしていくためにとても重要です。
そこでオススメするのが、1日の終わりにその日を振り返って、楽しかったことや嬉しかったことを簡単にメモしていく「30日日記」です。
ワクワクする気持ちや心が明るくなったり、満たされたり感じることを記録してください。どんなことに対して気持ちがポジティブになったかを、30日間続けます。
対象はなんでもいいです。映画や小説から感じた心の動きや、好きな人との時間や食べ物、旅をした体験から感じたことでもOKです。
また、その日の過ごし方や、誰かにもらった言葉、表情、しぐさがきっかけになるかもしれないです。
ふいに出会った景色や遭遇したシチュエーション、ファッションや香水の香りで幸せな気持ちになることもあります。
自信をもって行動できる人になるためには、ポジティブなマインドセットでいるよう努力する必要があります。

30日の記録をつけたら、ノートを見返してください。
あなたの気分を上げてくれるもので満たされています。

自覚していたこともたくさんありますが、自分でも気付かなかったものも発見できます。
ノートには、あなたのパワーを最大限に発揮するためのヒントや、気持ちを前向きにするヒントがたくさん詰まっています。
気持ちを前向きな状態で安定させられれば、あなたを取り巻く社会にも良い影響を与えることができます。
パフォーマンスを最大限に発揮して、周囲にも良い連鎖をつないでいくことで、「頼られる人」「選ばれる人」になっていきます。


【3個目】 逆境に強い自分を作る

不思議なことに、人間はポジティブな出来事よりもネガティブな出来事の方が、感度は高いです。
逆境に強くなるには、先ほどポジティブな出来事を記録したこととは反対に、ネガティブな気持ちを30日間記録してください。
その日経験したイヤな思い、不満や不安、悔しさや怒り、自己否定の感情を1日の終わりに書いてください。
起こった状況や起こった理由、あなたの気持ちの動き、すぐに解決や回復をしたかどうか書き出すことで、なぜそんな気持ちになるのか原因を探ります。
落ち込む理由を突き詰めていくと、意外と小さい悩みだ、と思えることもあります。
「ま、いっか」「仕方ない」と思えたら、ネガティブな気持ちは消えたも同然です。

この記録は、ネガティブな気持ちをその日のうちになるべく小さくすること、できれば消してしまうことが目的の一つです。
また、あなたがネガティブに感じてしまうことやその状況の傾向を知ることと、悩みを小さくしたり、手放したりするコツをつかむことを目的としています。
最後までネガティブなしつこい理由が残ったら、今度はそれを乗り越える方法を考えてください。あなた自身の考え方や行動が変わることで状況が変わることもあります。
ネガティブになった状況を記録していくことで、悩みを手放すコツや、現状を捉え直すワザを習得してください。
ネガティブな気持ちは、あなたの価値を否定する気持ちへと膨らんでいきます。そうなるとじぶんの強みを活かすことができないです。
自信を育てて、強みを輝かせるために、ネガティブをコントロールできる訓練をしてください。


【4個目】 嫉妬を「自分にもできる」に変換する

社会や他者から信頼されて、選ばれる人になっていくために、捨てなければいけない考え方があります。
それは、「あの人だからできた。私には無理」といった考え方です。
そうではなく、「あの人にできたなら、私にもできる」考え方をベースにしてください。

他人の成功を見て嫉妬心を感じることがあります。特に立場やキャリアや環境が似ている人が、自分と同じ分野で成果を上げているのを目の当たりにしたとき、気持ちがザワつきます。
意識して無関心を装ったり、「私には無理だから」とモチベーションをわざと下げてみたり、まったく別のやりかたで成果を上げることを模索したりします。なるべく遠ざかりたい気持ちになってしまうことが多いけど、これはすべて嫉妬のせいです。
他人の成功をうらやむ嫉妬を自分の中でこじらせ、見ないふりをするのは生産的ではないです。

気になる他人の成功に遭遇して嫉妬を感じたときは、「私には無理」ではなく、「私にもできる」思考パターンに変えてください。
他人の成功はすべて、あなたの成長の肥やしになります。成功者の手法や考え方、表現方法を真似しながら、自己流のスタイルを考えてみる絶好のチャンスです。
成果が上がったポイントはどこなのかをじっくり観察して、あなたの状況に当てはめてプランを練ることができます。
あなたが自分の強みを加えて実践することで、周りの人よりももっと良くできるかもしれないです。
また、気になる成功者だけでなく、その周囲の体制やチームワークにも着目してください。
成果や実績が上がるときは、決して当事者ひとりですべてをやり遂げたわけではないです。周囲やチームがどんなふうに機能していたか、メンバーの強みがどんなふうに最大化されていたのかを研究すべきです。そこでの気づきや発見も、チームや環境にできる範囲で活かしてください。

正直なところ、「私には無理」な状況もたくさんあります。
しかし、基本的な考え方として「できない壁」を作らないでください。
社会や他者に選ばれる存在を目指す人は、チャレンジする前に「無理」と思わないで下さい。
「無理」と思うことは、わずかな可能性にも蓋をしてしまう危険を伴います。
自由な発想を不自由にしてしまうリスクもあります。
実現するまでの現実的なステップを見通しながら、「できない壁」を乗り越える自由さと夢を持ち続ける人が、新しい時代を引っ張ります。
そんな人にたくさんの期待と信頼が集まります。


【5個目】 自己肯定感を上げる

時代や他者に信頼されて、選ばれる存在になるためには、自信のもとになる自分の強みを育てて輝かせることが大切です。
そのためには、自己肯定感を高く保っておくことが絶対条件です。
自分を否定したり、卑下するマインドだと、強みも自信も委縮してしまって力を発揮することができないです。
自己肯定感を上げていくために、鏡を使った自己暗示がオススメです。
自己暗示と聞くと、おまじないのような印象を持つ人がいるかもしれないです。自己暗示は、行動することで脳をその気にさせるマインドセットの調整法です。
「笑うこと」がストレス解消や免疫力向上につながる効果があることは、広く知られています。
「笑う」ことによって、脳内にある幸せを感じる部分が刺激されるからです。
このように、行動することで脳が刺激を受けて、その人のマインド自体が変わることがあります。
マインドセットを調整したければ、行動することが近道です。
朝出かける前や何かをスタートさせるとき、鏡に自分の顔を映して、ポジティブなメッセージを送ってください。
「あなたならできる」「あなたは素晴らしい」「あなたは最高だ」といった言葉を自分の声で言い聞かせることで、脳や心はいい方向に反応してくれます。
もちろん、鏡の中の自分ではなく、周囲に褒めてくれる人がいれば、積極的に会いに行って、その人の言葉に耳を傾けてください。
自己肯定感やポジティブな気持ちは、パフォーマンスを驚くほど上げてくれます。自己肯定感アップや自分の機嫌を取るコツをたくさん知っている人ほど、強みをどんどん輝かせる事ができます。


【6個目】 あえて違和感のあることをやってみる

年を重ねると、自分の中の好き嫌いの基準がはっきりしてきます。自分の価値観がしっかりと確立してるからです。
ただ、気を付けたいことがあります。
なんとなくイヤだからという理由だけで避けてしまっているものがないか、です。
人や物との新たな出会いは、どれも「可能性の扉」です。
第一印象が、ちょっとイヤな感じや不安を覚えるものであったとしても、なぜ違和感を覚えるのか、立ち止まって考えてみてください。
僕たちは、年や経験を重ねていくと、未知のものに不安を抱きがちです。今までと違う、見たことが無い、慣れていないものを避けようとする気持ちになってしまいがちです。
しかし、違和感の原因は、単に「慣れていないもの」だからかもしれないです。深く知ることで違和感が解消されて、まったく別の価値が見えてくるかもしれないです。
また、やりたいことが見つからない主な原因は、経験したことの絶対数の不足や自己理解度の低さです。あえて「やりたくないこと」をやってみて、そこでどう感じるのかを観察するのも大切です。
イヤなことが最終的にしっくりくるケースもあります。
やりたくないことを体験することで、本当にやりたい方向が見えてくるケースもあります。
成長のチャンスを逃さないためには、違和感があると思っても、きちんと理由を考えることが大切です。最初の感覚だけで決めつけて取捨選択しないことをオススメします。


【7個目】 行動に移す

選ばれる人になるには、行動することです。
頭で理解することも大切ですが、行動に移さない限り、宝の持ち腐れになってしまいます。
行動しなければ、周りの人や社会には伝わらないです。
チャンスの神様は前髪しかないと言われます。神様がやってきたらすぐに前髪を掴まないと、ぐずぐずしているうちに通り過ぎて、後ろからは前髪を掴めない話です。
チャンスをつかむためには心の瞬発力が必要です。この瞬発力は、日頃から鍛えておかないといけないです。頭でっかちに考えるばかりで、行動を伴わない日常を送っていてはチャンスを掴む瞬発力はなまり、いざというときに動けないです。
日頃から、いいアイデアが浮かんだら、すぐに行動に移す習慣をつけてください。
自分の内側にこもってデスクワークしているだけでは、何も動きださないです。


【8個目】 強みにするために経験する  

強みを大きくしていくために必要なのは、なんといっても経験です。
経験によって、強みは少しずつ大きく豊かになります。
強みを自覚したのに、それを使いもせずにほったらかしにしていたら、強みは成長するどころか錆びついたり、時代遅れのものになってしまいます。
仕事でも趣味でも、社会活動でも、あなたのアンテナに引っかかったことは、積極的に体験してください。アンテナに引っかかったものは、あなたが持っている小さな強みを成長させる可能性が高いです。強く興味を持ったこと、チャレンジしてみたいと思ったことなど、どんな小さなことでもいいので、まずは一歩を踏み出してください。
失敗したら、とか、身の丈に合わないかも、と不安になるケースもあります。
やってみて、うまくいかなかったとしても、その体験は必ず「自分作り」につながっていきます。
自分の興味に従ってトライしてみたことは、どんなことでも自分の付加価値になります。
学生であれば、縁あってきたチャンスはとにかくできるだけ経験した方がいいです。学生は、まだ経験が少なくて、自分に合うものを見極めるのが難しいです。
だから、どんなチャンスにも向き合って、合うのか合わないのか含めて体験で学ぶべきです。

社会に出た大人であれば、自分のアンテナがキャッチした、気になったものややってみたいことに常に敏感でいることです。「面倒だから」とか「時間がもったいない」といった効率優先の考え方になってしまうと、アンテナの感度は鈍くなります。
いろんなことに首をツッコんで、ダメもとでチャレンジしてみてください。
体験したり動いたり、人と交流することで、凝り固まっていた思考や心が動き出して、アイデアや希望が湧いてきます。自分だけで考え込んでいるより、とりあえずやってみて、どんな成果が生まれているのかを確認することで、気持ちが前向きになったり、向かうべき方向が見えたりします。


【9個目】 鳥の目思考でチームや個人を見る

新たな時代に選ばれるのは、利他の精神を持っている人です。
自分の軸だけで考えるのではなく、みんなの中の自分、自分の周りのみんなを常に意識して、みんなで価値や幸せを分かち合う精神の持ち主こそ、これからの時代にフィットする人です。
自分が幸せになるために何をするか?ではなく、誰かの役に立つには自分はどんなことができるだろうという発想を持ってください。それが、今後、時代をリードしていくのに欠かせない価値観です。
しかも、誰かの役に立つことや、誰かの幸せや問題解決につながることは、幸福感をもたらします。この幸せをきちんと理解している人が時代をリードしていきます。
また、時代や社会を牽引(けんいん)するリーダーになるには、自分を客観的に見る力が必要です。自分を客観視することで、独りよがりな行動ではなく、相手やチームに良い影響を与える行動ができるようになります。
それと同時に、相手や仲間、メンバーの持つ強みや弱点、オリジナリティも客観的に見ることが求められます。もちろん理解するだけではなく、チーム力を最大限にいかす仕掛けやタイミングも常に考えておかないといけないです。

いわゆる鳥の目思考です。チームが目指すゴールも視野に入れたうえで、高い視点から自分も含めたチームの戦力を理解して、前へと進めていく力です。
少しずつでもいいので試行錯誤しながら鍛えてください。

解説は以上です。
常に、自分の心の声に耳を澄ましてください。
本当のあなたは、自分が思っているよりも、ずっと素晴らしいです。あなたが行っていることや周りの環境に対して誇りを持ち、自分自身と素直にコミュニケーションすることで、強みの原石が見つかるはずです。
「こうでなければならない」先入観や、「私なんて」という自己否定の気持ちを手放して、素直な本当の自分としっかり会話してください。自分を認めて、自分の力を客観的に見つめることで、初めて人間としての成長があります。

大切なのは、自分の軸です。自分自身を知って、自分らしく生きていくために、先入観や自己否定感を捨てて、価値ある本当の自分と向き合ってください。

今回紹介した9個のアクションプランを実践して、「選ばれる人」を目指して人生を豊かにしてください。
今回の解説が良かった、タメになった人は、いいねやコメントをお願いします。


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