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学生街には何もなかったよ

 昨日noteを書き始め、早速何を書くかについて煮詰まってしまったので、友達にお題を出してくれとお願いしてみた。友達からのお題は「米」というものであったが、今回のnoteではここ数日の間に感じたことを書こうと思う。このように人に意見を求めておいてそれを全く反映しないということを度々するので、地元ではカスという渾名で親しまれているし、成人式の後の飲み会では当たり前のように呼ばれることはなかった。嘘かどうかの判断は読んでいるあなたに託します。前置きが長くなりすぎた、それでは始めます。

 3月24日と25日にかけて我が大学では卒業式が執り行われていた。密にならぬよう卒業生同士で集まることや卒業式後の会食を禁じるメールを散々出していた大学側の努力も空しく、キャンパス内では在校生卒業生保護者どっかのおっさんが入り交じりまくっての大騒ぎが起きており、卒業式が終わった後はそれぞれが思い思いの店で会食を行いまくっていた。後、AVの撮影も大学の近くで行われていた。

 今年も大学に行くことが確定していたため、正直なところあまり卒業式に行く気は無かった。ただ、今回を逃すと今生の別れになりそうな人間がちょこちょこいたので、とりあえず卒業式に出てみることにした。ちなみに後輩に混じって卒業式に出るのは屈辱的過ぎるので、来年は何があっても卒業式に出るつもりはない、今の内に宣言しておく。

 結論から言うと、卒業式に行って本当に良かった。コロナウイルスや就活の影響で今年はほぼ会うことが出来なかった人間に会うことが出来たし、所属していたサークルの人間にも会うことが出来た。それに、卒業しないとは言え、自分の中で大学生活に対する1つの区切りを置くことが出来たのはとても良かったと思う。

ここまでで書きたいことを一旦終える、ここから書く文章は自分の中での推敲や精読を一切すること無く、ただ今の感情を思うままに書き散らすだけの悪文になるのであまり読む必要はない。ぶっちゃけ読む時間があるならミュークルドリーミーの1話を見た方がよっぽど人生のためになると思う。














 覚悟は出来たか?じゃあ始めます。

 そもそも俺は大学に結構友人がいる。これは俺の怠惰な性質が "共同体を抜けるための労力を発揮しない" と言った形に作用していることや友達の友達と仲良くなる機会が多かったことが理由として考えられる。そのため、所属しているサークルや1年の頃に出来た友人関係を4年間維持し、またそれらを基点としてそれなりに広い友人関係を築くことが出来たと思う。それもあって卒業式においては、色んな人間と最後に話してきた。その中には4年間ずっとつるんでいた人間や4年生になって急に仲良くなった人間、大学2年生ぐらいから疎遠になってそこからあまり会うことができなかった人間、ずっと会えば話していたけど、ついぞ仲良くなることはなかった人間、相手は仲良くしてくれていたのに俺がうまく応じてあげられなかった等、まあ様々な関係性の人間がいた。

 どのような関係性にせよ、大学生活とかいう一生からすれば本当に少ない時間の中で混じり会うことが出来たのは、本当に尊いことだと思うし、あまり好きではない言葉ではあるが、一種の奇跡とも言えると思う。

 少なくとも、俺は大学生活の中で出会った人間、特に俺のそばにいてくれた友人達に深く感謝している。こんな地獄に指定校推薦が決まってるような人間がそれなりに楽しく四年間を過ごせたのは、俺の周りにいてくれた友人達のお陰だと思う。自分で読み返してみて宗教臭さを感じざるを得ないが、今のところの本心なので包み隠さずにこう書いておく。

 だからこそ、そんな友人達と別れるのは信じられない程寂しく思う。これからの進路は人それぞれで、日本人なら誰もが知るような大企業に入社する奴、大宮に半年間幽閉される奴、どこかに旅立って行方不明になってしまった奴、俺と同じように就職浪人をする奴、会おうと思えばすぐ会えるような距離にいる奴、おいそれと会えないような遠くに行ってしまった奴。ここには書き切れないほど各々の道へと進んでいくが、それぞれの人生がまた混じり合うことはあるのだろうか。

 中学と高校は本当に楽しくなかったから、卒業に対して何の感慨も無かったし、むしろ卒業を心待ちにしていたように記憶している。だからこそ、周りの友人達にどこか遠くに行ってほしくない、卒業しないで今のままでいてほしいと心から願っている自分に正直なところ戸惑っている。自分で自分を持て余すとはこの状態のことを指すのだと思う。

 周りが遠くに行ってしまうように感じるときは、大体自分が何の進歩も出来ていない状態であり、人間としては確実に喜ばしくない状態である。それでも、それでも周りの人間はずっと側にいて欲しいと願ってしまう、そんなことはあり得ないのだが。

 そして今日は何人かの友達といつも行っていた店や遊んでいた場所、大学の校舎などを回っていた。こんな感傷的な行いを自分がするとは夢にも思っていなかったが、回っている最中にも終わりや別れが頭の中に散らついていた。その時に話していた内容なんて普段しているような他愛の無い話やここで書けないような下劣な話ばかりをしていたのに、名状しきれない感情が浮かんでは消えていた。

 まだまだ書こうと思えば書けるがこれ以上書くと自分でも何書いてるか分からなくなるのでここで一旦打ちきりとする。ここまでお付き合い頂けたのであれば幸いです。

最後に、同期の皆の幸せと健康を心から祈っています、今まで本当にありがとうございました。



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