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東北大学が一般入試廃止の方向へ

 今日はnoteを書かない予定だったのに、話題になったこれ、書くなら今でしょう!(c)林先生 まず、受験生と教師と保護者さんたち、落ち着いてや。

 あと、「受験界隈に激震」なんてツイートも見かけましたが、受験界隈なら当然知ってるでしょう、この流れ。全く驚かない。ペーパーテストは終わるわけでもない。


変革に四半世紀かぁ・・・

 東北大学がこうなることは四半世紀より前から案は出ていた。東北大学はある意味、教育改革の実験校として位置付けられている。AO入試に関してはキーパーソンである倉元先生の名前でググれば、2007年のメッセージとか、いっぱい出てくるのでぜひ一度検索してみてください。

東北大学では, 受験生を送り出す高校との関係性を 大切にし, 徐々に高校とのつながりを築いてきた。 当初から高校の意見を取り入れながら入試制度設計の基 本コンセプトを具体的な形に落とし込んできた(国立大学入学者選抜研究連絡協議会,2003)。 1. 2 入試の多様化政策と東北大学型AO入試

東北大学における入試改革の展望 倉元直樹(東北大学高度教養教育 ・ 学生支援機構)

 もうどれだけの歳月をかけてきてらっしゃったのか。論文ざっと目を通すだけでそこから透けて見えるものに涙でそう。いや、今日書きたいのはこれじゃなくて。

東北大学、取材してます!

 東北大学の入試のニュースで慌ててしまった方々は、2010年に若者たちが取材した記事を読んで落ち着いてほしい。そもそも慌ててしまった方の中で「AO」は何の略か知ってる人、その中でさらに意味をよく知ってる人、手を挙げてくださーい。

 キーパーソンとなる倉元先生。そしてAO入試といえば慶應SFCにもしっかり取材しています。

4回取材したの?いいえ。

 記事が4本あるので「4回も取材したのかな?」と思われた方のために解説です。ユースエクスプレス・ジャパンでは、テーマによってはグループで取材することもあります。その場合は、記者それぞれが記事を書きます。記者が違えば記事も違う、というのが学べますし、それ以外にも色々と。

 取材したことあるよ!というPRがしたくて、本日は最速で書いてしまったので、誤字脱字あるかもしれませんが見逃してください。気がついたら修正します。

 しかし、私も受験生の母として危惧しているのは「AO入試対策流行り」が起きないことです。上記の記事を読んでいただければわかるのですが、各大学が欲しい学生像を明確にした入試制度になるだけです。例えば緻密な計算ができる人が欲しい大学や文字を扱う研究者を育てたい学部などはペーパーテストは無くさないと思います。それをどうやって見分けるかというと、各大学のアドミッションポリシーを読めばわかるわけです。(もっと読みやすくしてほしい)なので、慌てず慌てず。「自分は何がしたいの」を考えればいい。

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