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ユースセンターをもっと知ろう|イベントレポート|第3職員室【ユースセンター金沢準備委員会】
こんにちは!ユースセンター金沢準備委員会です!
今回もユースボランティアのさらがお届けします。
2023年4月1日、フィンランドからユースワーカーのトニーとリッカ、認定NPO法人カタリバからあっくんをお迎えして、トークイベントを行いました!!「ユースセンターをもっと知ろう」ということで、フィンランドのユースセンター事情を中心にお話を聞きました。その様子をお伝えします。
教育大国として日本でもよく知られるフィンランドですが、実は、ユースセンターの取り組みも活発で、首都のヘルシンキには約50ヶ所のユースセンターが存在します。
今回、ゲストとして来てくださったトニーさんは、フィンランドで15年間ユースワーカーとして、リッカさんは、特別なニーズを必要としている子専門のユースワーカーとして働いている方です。お二人は夫婦で、同じメタルバンドに所属しているそうですよ!
アイスブレイクとして2,3人の組になって自己紹介をし合った後、トニーさんとリッカさんから、スライドの資料をもとにフィンランドのユースセンターを紹介してもらいました。
前述のとおり、フィンランドは国内に1100以上のユースセンターがあり、205の自治体がユースサービスを持つユースセンター大国!!!
ここまで豊富なユースサービスを提供するのは、目標として「構造的差別の打ち消し」を掲げているから。低所得者の若者にも可能性を提供したい!という思いから成り立っているそうです。
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フィンランドのユースワークの形態は主に4つ!!
①オープン・ユースワーク
社会に開いた形で誰でも受けられるユースサービスを提供します。
②ターゲット・ユースワーク
ソーシャルマイノリティやジェンダーマイノリティなど特定の悩みを抱えている集団にアプローチします。
③動員型ユースワーク
ユースワーカー自ら公園やショッピングセンターなど赴きます。
④アウトリーチ・ユースワーク
特定の基準で支援が必要な人を探してサービスを提供します。
これらの形態に分けられるほか、受けられるサービスの種類も様々です。
スポーツ、ゲーム、スケボー、映画など……
したいことをすればいい、というスタンスのようです。
この中でも特に、トニーさんが語ってくれたのは、デジタルユースワークについて。トニーさんはゲーム開発専門学校の講師も務めており、ゲーム音楽を手掛けています。
トニーさんによると、「デジタル系は若者の大きな部分を占めているが、大人は介入できていない。困りごとやトラブルを解消するために、大人が積極的に介入すべきだ」といいます。
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また、フィンランドでは、教会が伝統的にユースワークの役割を担ってきました。教会がいろいろな組織と協力して個人を支援しているそうです。
イベント参加者の興味を引いたのは、大人になる準備期間のキャンプ!!!
大人になるってどんなこと?
これからどうすべき?
などなど、人生や将来に関することをみんなでワイワイ考える場です。自然の中で五感を使った活動をしたり、ご飯を食べたりも!!フィンランドではこのキャンプをかなり重要視しているそうです。
私たちのユースセンターでも合宿したーい!!!!
ここからはトニーさんとリッカさんへの質問コーナーです!!
Q,なんでユースワーカーになったの?
A,トニーさん:ボーイズスカウトの先生などをしているうちになりたいと感じたから。
リッカさん:優しく助けてくれて受け入れてくれる存在に出会って、私も同じ気持ちを子どもに感じてほしいと思ったから。
Q,学校でもユースセンターのような活動をするの?
A,授業として扱うときも、特別なイベントのときも。
学校によってバラバラだが、学校の授業自体が先生だけでなく、ユースワーカーや専門家の協力で作っていく。
Q,フィンランドの教育システムについて教えて!!
A,テストに対して教師はそんなにプレッシャーをかけず、その子が何をしたいのかを重視する。高校に入る時はレポートの点数が評価されるが、いくつかの専門的な学校ではそれぞれ試験がある。
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最後に、トニーさんと、リッカさん、そしてあっくんからメッセージをもらいました。
トニーさん、リッカさんからは
「Study hard. Respect myself, respect others.」
あっくんからは
「心に秘めていたやりたかったことをどんどんぶつけよう」
国境を越えても、ユースワーカーの熱い思いは変わりません。
いいところを取り入れて、私たちのユースセンターをもっと盛り上げていきましょう!!
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ライター:原﨑咲来
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