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ボランティアがオリンピック開催について考える

今何かと話題になっている東京オリンピックですが、実は私も夏にボランティアする予定でした(?)辞めてはいませんが、ハテナマークにしている理由は本当に今年開催されるかが分からないからです。個人的には今年やってほしくないです。なぜなら、

・ワクチン接種が始まっていない
・接触確認アプリが正しく機能していない
・感染を完全に抑えきれていない
・PCR検査数が圧倒的に低すぎる
・どのような形で開催するのか?(観客あり、なし、など)

特に私が心配しているのがPCR検査数の低さとワクチン接種が始まっていないことです。NHKによると2月9日、全国のPCR検査実施件数は44053件。私が住んでいるイギリスのPCR検査実施件数は730223件でした(2月11日)圧倒的な差があります。仮にオリンピックの間、海外からの観光客を受け入れつつも、コロナの感染を防ぎたいのならPCR検査を大幅に増やす必要があります。また、ボランティアの人達がいつでも検査できるシステムを導入してほしいです。場所によっては、人と接触をせざるを得ないボランティアの方もあるので、それを考慮していつでも、また無料で受けられるように体制を整えてもらいたいです。そうでなければ、ボランティアの方が感染して、コロナを家に持ち帰り、そこから感染が広がる場合も予想できるので、なるべく、選手・スタッフ・ボランティアの方々が安心できる環境にする為にもこのようなシステムは必要だと思います。ただ、あと数ヶ月で検査数をどれくらい増やす事ができるのかは不明で、検査数が一方に増えない状況に危機感を持っています。

また、未だにワクチン接種が始まっていないのが不安になります。もちろん、様々な要因があって仕方がありませんが、ワクチン接種が上手くいくのかが分からないのにも関わらず、オリンピック開催を決断をするのは少し時期尚早だと思います。仮にワクチン接種がどれほど進んでいるのかが定かではない時に、オリンピックを開催するのにはかなりのリスクが伴います。感染が広がるリスクを冒してまで、開催したいとは私は思いません。感染者が増えたり、死者が出てまで、開催する価値はないです。

じゃあ、何をすればいいのか?オリンピックは今年開催しないこと。楽しみにしていましたが、客観的に見れば安全に開催できる状況に無いと思います。私も安全だと思えない場所、コロナに感染してまでボランティアしたくありません延期やキャンセルにしろ、最善策についてIOCと話す必要は大いにあります。ただ、もう一年ずらす事によって他のサポーツ大会に大きな影響を与えますし、ボランティアとしてまた色々振り回されるのは嫌なので、可能なのか、不可能なのかを早めに見極めてほしいです

ですが、どうしても今年開催しなければいけないのなら、一番感染を抑える形でやるしかないと思います(無観客、または少ない観客数。外国人観光客ゼロなど)。コロナが広がっている中の開催は本来と比べ経済的な効果は少ないですが、オリンピックの開催に悩むことも無くなり、前に進む事もできます。ただ、これは最終手段であり、まだ延期できる可能性もあるのなら、それを優先してIOCと交渉している事を願っています。

最後に

明けましておめでとうございます。最近は大学で忙しく更新があまりできていませんでした。これからも気まぐれな時に気まぐれな記事を書くと思いますが、今年もどうぞよろしくお願いします。

ナミ

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