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ありがとう、ばいばい(3行以上日記2024.7.13〜14)

ずっと体調が悪かったソルちゃん(猫)が昨夜急変して 朝方、逝ってしまった
私と末っ子の娘が看取った
15年間、一緒に暮らした
マイペースでちょっとおとぼけで
のんびり屋さんな仔だった

ほんとうは今日、家族の中でいちばん懐いていたお姉ちゃん(二女)が逢いに来てくれる予定だった
キレイになって逢おうねってブラッシングしてもらって、気持ちよさそうにしていた動画が最後の姿になった
逢いたくてがんばって待ってたんだけど間に合わなかったね
遅かったね、ごめんね、とお姉ちゃんが泣きながら撫でてくれた
もうひとりのお姉ちゃん(長女)はあしたの火葬の時にさよならをしに来てくれるって

それでもこうして離れて暮らす娘たちが
ちゃんとお別れできるように旅立ってくれて
一緒に住んでる私たちにも、あした1日のお休みという猶予を与えてくれた
ソルちゃんは最期まで私たち家族のことを気遣ってくれているようだった
今までも数えきれぬくらいたくさんの笑顔と癒しをくれたのに
おりこうさんすぎるよ

いまはリビングの真ん中の
お気に入りのレモン柄のベッドの中で
昨日と同じ顔をして眠ってる
他の猫たちはほんの少し離れたところで
少しずつ場所を変えながら見守っている
末っ子は今夜も隣で眠るという
そうね 今夜がウチでの最後の夜だからね

初めての飼い猫とのお別れ
生き物を飼うことでもらえるたくさんの喜びと
必ず来るお別れの途方もない悲しみを
いま、いやというほど身に沁みて感じている
気を抜くとすぐに涙が出てしまう
もう少し割り切れると思ってたんだけど
そうでもなかったね
だけど後悔はしてない
一緒に暮らせてよかった

ソルちゃんはいなくなっちゃうけど
私たちは他の仔たちと
また、お別れが来るその日まで
これからも暮らしていくよ
今日までありがとう
ばいばい
またいつか、どこかで逢えるといいね


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