永いお別れ（3行以上日記　2024.7.15）

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お別れの日
みんなにたくさん撫でてもらったからだろうか
君の寝顔はいつのまにか、柔らかに微笑んでいた
ペット葬儀社の方は私たちの大切な家族に
とても丁寧に接してくださった
炉の前に運んだあと「撫でさせていただきますね、
わあ、ふわふわなんですね」と褒めてくれた
ブラッシング、効果あったね

君が登ってゆく空は涙が出るほど青かった
おかしな話だけど
骨になってしまっても　君はかわいかった
クリームパンみたいなでっかいおてても
ふさふさだったしっぽも
しっぽの骨って小さな星の形なんだね
係の方が生前のとおりに並べ直してくれて
しっかりした骨格、脚がとっても長かったんですねとおっしゃった
捕まえようとしたお父さんから逃げようとして
腕を爪でエグっちゃうくらい強かったもんね、蹴り
肩甲骨は薄くて白い羽みたいだった
この羽であの空へ飛んでいったのかな
みんなでいろんなことを話しながら
君を集めた

もう撫でてあげられないのはちょっと寂しい
姿が見えなくなったから
他の猫たちもすこし寂しそうだ
でも昨日来てくれたお姉ちゃん（二女）が
みんなから写真を集めてアルバム作ってくれるって
それを開いたら　きっとまた君に逢えるよね

そういえば今日来たお姉ちゃん（長女）が言ってたけど
今日（7月15日）は『世界ありがとうの日』なんだって？
なんて粋なはからい
最後まで　君は優しい気遣いの仔だったね

かわいい袋に入った白い器の中で
これからも君はウチにいる
忘れないよ　ずっと一緒
だから安心して　ゆっくり休んでね
おやすみ、ソルちゃん