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2020年10月13日(火)鶴の友もいいし、残骸責めブレンドもよいと思う日

一度、早朝4時半に目が覚めて、その後知らぬ間に寝て6時の目覚ましでおきた。朝ごはんは、近くのスーパーで昨日買ったサケのおにぎり一つと、インスタントのアスパラスープだった。このスープがなかなか美味しくて、Y市にある自宅でたくさん購入したもののようで、妻からN市に帰る際に貰ったものだ。味はほとんどがコーンスープで、色味が少しアスパラちっく。

お昼ごはんは、勤務先の学食のかき揚げうどんと、オクラのおひたしとキムチソースのかかった豆腐サラダ。キムチソースは昔からあの奥行きのない、辛みと味わいにへきえきとしているのだけど、お昼にサラダは食べた方がいいし、たんぱく質をとるものいいようなので、選択した。

最近、村上春樹を時系列で読んでいる。青春三部作といわれるものは、そこまで面白いと思わなかった。羊をめぐる冒険が、その後の村上作品の長編のあり方を形づくったように感じた。世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドは文庫版で下巻に入った。

仕事場では、研究に係るたくさんの本を平行して読んでいる。小説は箸休めのようなものだが、当初、頭の使うところが違うようで、専門書と小説の読み方のギアの切り替えができなかった。慣れてくると、専門書も小説も並行して読めるようになった。要は慣れなのだなと思った。

日本酒にも馴れはあるのかもしれない。新潟県内でしか手に入りにくい鶴の友という日本酒がある。フランクにいえばコスパ良い日本酒であろう。安いし、うまいのだ。これを月曜日に購入して飲み始めた。特選というランクにした。お米のうまみを感じる落ち着いた日本酒だ。

N市に住み始めた当初は、日本酒を買いあさった。よくわからない中でいろいろと飲み進めると、日本酒の違いが少しずつわかってくる。その中で、だんだん自分の中の日本酒マップができてきて、ああ、これ飲んだことある味だ、これはあれに近いなとかわかるようになった。

1年くらいたって、好んで買うようになったのは無濾過生原酒。アルコール度数が20度近いものもあり、ロックで飲んだり、炭酸で割ってハイボールにして飲むとよいものもある。その中でも、徳島県にある三芳菊酒造の残骸はおススメである。パイナップルジュースとネットで書かれているが、確かにジューシーなのだ。さらに無濾過生原酒独特の味わいで好きなのは、微炭酸感。飲むとシュワっとしているものが好きだ。元来の炭酸好きなのだ。

生酒は、酒として生きている。つまり、日々変化する。冷蔵庫に入れないと劣化する。美味しくなくなるのである。無濾過だと澱が日本酒の瓶にぷかぷかと浮いている。それを見るのも心地よい。

いまのところ、鶴の友で生酒には出会っていない。そもそも作っているのかも知らない。おそらく火入れをするので、保存もでき、品質も味も長く変わらず飲める。一日一合程度の範囲内で飲むようにしているので、一升瓶で買ったから鶴の友は、10日後に飲み終わるだろう。そして、次は三好菊の残骸にしようと思うのだ。

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