危険プレーに関する日大アメフト部選手の記者会見

日大アメフト部の選手の会見が弁護士同伴で行われました。

ひどいプレーであったことは事実だし、相手選手に不必要な怪我を負わせたことも事実。

それでも、20歳の人間が事実と向き合い、言葉を選びながら、ギリギリの線で語ったことは「救い」と映りました。


監督やコーチが彼に行ったそれ(練習における指示、試合前の指示)は競技や人間性に対しての指導ではなく、洗脳と呼ばれるものに近いような印象を受けました。


日曜日のTBSドラマ「ブラックペアン」も近いようなことが描かれてはいます。(表現が目指す方向性はこの案件とは違いますが)

権力の前で、1人の人間はどのように振る舞うか。。。

「大学病院の中で最も強いのは出世に興味がない医者だ」

みたいな趣旨のセリフがありました。


出世を意識する医師は教授(権力)の前でどのように振る舞うのか。

権力の欲しい教授は、どのように振る舞うのか。

そんな場面は描かれていることでしょう。


その部分と、この度の日大アメフト部の選手の会見がオーバーラップしたように見えました。


そして、おそらくこういった状況は「特殊」ではないと予想します。

アメフトでひどいプレーが指示されるという意味ではなく、「権力に絡む人間の動き」という意味で。

他にもレスリング、相撲、もそうです。

スポーツ以外にも所謂ブラック企業の構造なんて、このまんまですよね。


この先の未来は「老害」と呼ばれる方々が壊して行くのかもしれませんが、そもそも未来というものに何も期待することなんてないのかもしれません。


それよりも、今、現在に存在している自分自身と、自分自身を含む世界を楽しむことが進むべき方向性なのでしょうから。

(老害は過去にしがみつくので、そもそも見ている方向が違う)

アメフト部の彼は、「大きな力」に屈して実行してしまいました。

それに対して反省もして、自らの口で語りました。

完全な洗脳ではなかったと思われます。


でも、世の中には完全に洗脳されている人たちも山ほどいるでしょう。

こんな風に書いていて、オウム真理教のことも思い出しました。

日大アメフト部はカルト宗教の構造に近かったのかもしれません。


属するコミュニティーは1つに絞らない方が健全ですね。

もとより、コミュニティーに属さなければならないわけでもないので、個人でいられて、その個人同士が繋がっている、というのが次世代の組織なのかもしれません。

そんな時代が来るのだろうか・・・

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