輸入車VS日本車

このまえ交通事故を目撃したのを知人に話した時のこと。

その知人はどうやら車に詳しいらしかった。

「らしかった」というのは、会話の中だけでは「詳しい」のかどうかの判断が私にはできなかったから。

でも、少なくとも私の知らない世界を目にしているようだった。それは確かだ。

交通事故の話はこちら。

「日本車の方はバンパーが吹っ飛んでいたけど、アウディの方はどうってことなさそうでしたよ。やっぱり外車は強いんですかね?」

そんな、どうしようもない話題を振ってみた。

その知人はドイツに旅行に行ったことがあるとのことで、その時の話を教えてくれた。

ドイツの高速道路は、日本とは制限速度が異なるのだそうだ。

メルセデス、フェラーリ、ポルシェ、などがものすごいスピードで走っているのだそうな。

100km/hくらいが制限速度の日本とは根本的に「車に備える機能」が異なる。

200km/hくらいで走っても安定して運転できること、ブレーキ制御、車体の強度。

こういったことが求められる、と教えてくれた。

そりゃあ、そうだ。

だからこそ、金額も上がる。

ブランド価値だけではないのだろう、あの金額は。

日本の車は、燃費とかコストダウンとか、小回りとか、そういったところだろうか?

そもそも車に対して持っている哲学が異なるから、出来上がる車が異なる。それが知人の結論だった。

そんな車が日本の道路を走っても手持ち無沙汰だろう。。。

けれど、「強度」においては、その価値を十二分に発揮する。

その現場を目にしたし、話でも聞く。

「じゃあ、日本車の良さってなんなのでしょうね?」

と聞いてみたら、

「壊れにくいところでしょうかね・・・」

との返答だった。

それはあるかもなあ、と賛同した。

車に強い思い入れがない私は、身の安全のためにも、時間の有効活用のためにも、あまり運転したくない。

だから、車の所有に関しても否定的だ。生活様式の都合上、現在は一応所有している。

「いい車に乗りたい」
「次は〇〇に乗りたい」

そういう欲がない。

衝突を起こしても怪我の心配がなくて、完全自動運転で、環境負荷がない車が、低コストで乗れるなら所有してもいいかな、と思うけど、そんな車は生まれるだろうか?

200km/hオーバーで走る強固な車もいいけど、2〜3時間走り続けていられる体が欲しい。

それが私の素直な気持ちだ。


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