〜難病とはりきゅう〜その18「5/20 第12診　背中のお灸」

今日の状態

キタムラさんは今日は横になっていた。

今週は点滴という事もあり疲れた事もあるのかと思う。

「今日はどうですか？」

と尋ねると

前回から調子がとてもいいです。

今はムセも減るし、動きたいという気持ちが出てきました。

そう話してくれた。

ちなみに、爆睡できているとの事で

前とは睡眠の具合が変わってきたのだそう。

横になっていた状況からは、想像できない答えで少し驚いた。

でも、腕の動きや喋りは弱くなってしまった気がして残念と話していた。

伺うと

先生、前回のお話で看護師の先生がとっても感動されていました。

私も先生のこと一生懸命話しちゃいました。これもご縁ですね。

前回の点滴の話は、なんだか反響？が大きく

他の先生からもメッセージをいただいたりした。

その中でも、看護師の先生からもメッセージをいただき

交流が取れることになった。

とても嬉しいことで

「元気を一緒に支える」という思いで繋がれるという人が増え

それに一生懸命になれることが、とても嬉しかった。

前回の治療から考えていたが

キタムラさんの体の「素直さ」というのは一つ状態を考える上で重要だと思っていた。

もちろん

前回感じた点滴の有無による変化は、多分だがどの人にもあることだと思うが引っ越しでの変化や、外部環境による物をダイレクトに受けているような印象を受けたこともある。

この日の足元は冷えていた。

当日は朝から冷えていたのでそれを受けたのだと思う。

今後、気候や空調などの影響も受ける可能性があるので、しっかりと把握しつつお話をしていこうと思う。

このような足の冷え方などはやはり体力の低下を表すのだが

それでも以前よりは少なく、少し心強く思った。

今日は、右足の裏の関節が痛み、両足のくるぶしの高さまで冷えが有った

お腹の中でも上の方や恥骨のあたりが痛くいつもと同様の痛みと感じた

背中の状況を見ると

胸椎の3-7の高さに痛みがあり、そこにはグニュっとした痛みが有った。

ムセなどとも関係していると思われたので

ここは注意をしながら治療を進めた。

ここには、古傷があるのではないかと思ったので

今日はお灸をすることにした。

冷えの問題や、ムセ、喋りづらさに対する問題を主な対象とした。

お灸をすると

アツっと声をあげていたが、なんだか温かさが染みるとも話してくれた。

仰向けになり、お腹を見ると痛みはすっかり消えていた。

旦那さんとも驚いたのだが、話しづらさが減っていて

声がハキハキしていた。やはり背中は発語に関係があるようだ。

今後、古傷の治療をする必要があるかもしれない。

それにしても、初診の頃には刺激の強さで選択できなかった

古傷の処置やお灸も、今のキタムラさんには考えることができている。

まだまだ改善すべきところはあるが、随分前に進んだように思う。

今後も頑張っていきたいと思った。

今日は、旦那さんからそら豆をもらった。

引っ越しの時に出たお皿も、使わないからといただいた。

治療をギフトに。したいと思ってしばらく経つが

送られる側になるのはなんだかこそばゆく。

でもとっても嬉しかった。

ー支援についてー

閲覧ありがとうございます。
この活動は「治療をギフトに」というプロジェクトです。

安心して治癒に向けて専念していただくために
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そんなプロジェクトです。

本プロジェクトではALSという難病の治療を行なっています。
徐々に身体の動きができなくなるという難病で、いまだに治療法が確立されていません。
今回、その症状に対して「東洋医学」とくに鍼灸治療で治癒を狙っていきます。

積聚（シャクジュ）治療という治療法を行なっていますが、東洋的な発想に基づいて体系化された治療で、「古傷」も含めて治療をします。過去、この治療法でALSと向き合った症例は無いのでは無いかと思います。前例が無い挑戦です。
原因不明、治療不可となっている現代医学とは違ったアプローチで、何かしらの糸口を見つけるためにも「継続的な施術」が必要になります。ご本人やご家族にしか分からない負担も多いものです。

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