見出し画像

バナー模写、必要ですか?

お疲れ様です。
デザイナーの岩井洋介です。

ほとんど全てのwebデザイナーは0からオリジナルのデザインを
作っている。
わけがない。
世の中には既にいいデザインは山ほど存在している。
世の中で認められているもの、良いと思われているもの。
それをパクってオリジナルに変えていく。

デザインがなかなかうまくならない。
そう悩んでいませんか?
バナー模写はその名の通り、バナーを完全コピーする初歩的な練習だ。

一枚でも多くバナーを模写すること。
これがデザインが上手になる一番良い方法だ。
というよりもデザイナーとして技術を高めるのであれば必要不可欠。

バナーの探し方

模写をするのはとっても簡単だ。
まずは作れそうなバナーを探してみる。
バナーは山ほどあるので専門のサイトもたくさんある。

・Pinterest
 バナー以外にもさまざまな業種のデザインが掲載されている。
 色々なデザイナーが投稿しているものもあるので面白い。
・BANNER LIBRARY
 業種、配色、テイストなども掲載。
 メディア情報やシーズンごとに分けられている。
・retro banner
 業種、配色、テイストなども掲載。
 カラーコードまで掲載されている。掲載数は一番多い。
など。

最初から難しいものを選んでしまうと自分のスキル不足を悲観して
手が止まってしまう。最初は本当に簡単なもので大丈夫だ。

こんな感じで最初は文字だけのもの。
慣れてきたら文字と写真があるもの。
さらに慣れてきたら写真の加工が必要なものだったり、
細かい装飾がされているものなどレベルアップしていこう。

バナーは特定のサイズというものがない。
サイズは色々ある。300×250とか600×600とか細長いものもある。
サイズも固定しないので色々挑戦することをおすすめする。

バナーの制作方法

ポイントになるのは全く同じように作るということだ。
例えばフォント。
全く同じフォントを探すには結構難しい場合が多い。有料のフォントだったり筆文字とか手書き文字となるとプロのデザイナーでも見つけることは至難の業。
なのである程度同じような物で構わない。
写真も同様。
同じ人の写真を素材サイトの中から探すのはこれまた難しい。
同じような角度で写っているものだったり不自然でない物であれば問題ない。

ちなみに僕がよく使う写真素材のサイトをいくつか紹介しておこう。
・Adobe stock
 Photoshopの生みの親、Adobeの写真素材サイト。 
 有料のものが圧倒的に多いが、無料のものでもかなり多くなってきたので
 最近は一番使うサイト。
・写真AC
 写真素材のサイトは人物写真が外国人の場合が多いが、写真ACは日本人も
 かなり多い。
 が、使いすぎると制限がかかるので要注意。
・ODAN
 海外の素材サイトでいくつかサイトと紐づいていて、一括して検索ができ
 る。
 ここはとくに制限がないのでいくつでもDLはできる。
この辺りをうまく使うとそこまで素材に困ることはないと思われる。

模写の話に戻る。
大切なことは同じように作ること。
フォントも大切ではあるが、文字を同じサイズや同じ間隔で制作すること。
上手なデザインであるほど、文字の間隔が非常にキレイだし、
何よりも見やすい。

写真に関してもダウンロードしたものをそのまま使うのではなく
色調補正をしたり、角度を変えてみたり、色々工夫がされている。
そこを盗んで自分のスキルにしていく。

バナーの制作時間

バナーを実際に受注するとなると、だいたい最初の単価は1500円くらい。
つまりバナー1枚を作るのに2時間も3時間も費やしているとなかなか厳しい。

制作時間は1時間以内を目指すこと。
1時間あればおそらく問題なく制作できる思う。
制作できないのであればまだPhotoshopの使い方に慣れていない可能性
もあるので、最低限必要なツールはコマンドで入力するなど
工夫が必要だ。

加えて、制作したものをぜひ、SNSや周りの人に見てもらうといい。
もし周りにデザイナーがいるのであればきっとアドバイスをくれると思う。

バナー模写の次にやること

バナーに慣れてきたら次にやることはサイトの模写だ。
特にLP(ランディングページ)の模写はおそらく1時間ではできない。

かなり長いから・・・。
ただ、バナー模写になれていると確実に役に立つことが多い。
フォントの使い方や感覚の取り方、装飾をどのように使うのか?
など。
バナーと基本的な構造は似ている。

バナー模写。
デザイナーを目指している人。
なかなかデザイン力が身につかないと悩んでいる人。
ぜひ挑戦してみましょう。