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詩集「揺曳」

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「緑風橋 吹田」より「断層」までの二十七編。
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#梅雨

(詩) 「季節の余韻」

五月と夏の境界は 影の谷のように沈む 道々を支えた杖が 手の中でくずれ 土に環る たたまれ…

臨  機清
1年前
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(詩) 「荒野にて」

五月はその顔に覆いをかけて ひとつの気配を残して去った 足元に酸が撒かれている それは わ…

臨  機清
1年前
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(詩) 「緑風橋 梅雨期」

季節の大気は影をもこもらせ 何もかも壜越しに見渡すようにした そして裏路地を白くくすませて…

臨  機清
1年前
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