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五月と夏の境界は 影の谷のように沈む 道々を支えた杖が 手の中でくずれ 土に環る たたまれ…
五月はその顔に覆いをかけて ひとつの気配を残して去った 足元に酸が撒かれている それは わ…
季節の大気は影をもこもらせ 何もかも壜越しに見渡すようにした そして裏路地を白くくすませて…