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【R18】新人OL中出し快楽調教 第八章
第八章 ~割れ鍋に綴じ蓋~
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新婚で初セックスを覚えたカップルは限度を知らず腰が立たなくなるという。
普通の男子は精子を出せば発情が収まり、邪念が消え淡白になり冷静となる。
だが、イチャラブ性交し放題、プレイルームに何の懸念なく時間制限なしとなれば
誰だってリミット解除する。
二人共力尽き、泥のように眠り朝食も取れず正午近くに流石に空腹に耐えかね起き出す。
「……藍子、カップ麺でいい?」
藍子はベッドにうつ伏せたまま首肯する。
買い出しの時にジャンクは買うなと言ったのに押し切られたのが救いになるとは……。
正午は既に回っているので、栄養としてエネルギー化しやすい甘いデザートも用意しておく。
「藍子、出来たぞ?」
「……」
返事はない。
病人じゃあるまいし、寝所での食事はマナー的にどうかと思うがトレイにデザートとカップ麺を乗せ持っていく。
寝室に蔓延するカップ麺の醤油の香り、空腹であれば抗い難い誘惑だろう。
だが、藍子はうつ伏せたまま。
換気はしているものの、流石にベッドの横まで来ると抜かず朝チュンの後なので性臭が漂ってくる。
絞り粕まで出し切って疲れ果て、うつ伏せで無防備に晒す一糸纏わぬ藍子の尻を覗き込む。
尻肉の下には陰唇があり、平常は閉じている筈の膣は、男根で酷使したことからパックリと丸い空洞を開けており、白く濁った液体を涎のように垂れ流し精液の池を作っていた。
内腿の付け根はカピカピになった精子で白く粉をふいている。
オスの下世話な好奇心を満たすと、このまま無反応だと作ってやったカップ麺が伸びるじゃねえかというイライラが生まれて来る。
藍子の陰唇を指で開き、中指と薬指を挿入し親指の腹でクリトリスをこねくりまわす。
数回男根の動きを想定した深部挿入をした後、第二関節を折り曲げGスポットゾーンを内側から押し開くように撫で回す。
【Gスポット】は膀胱のすぐ裏にある性感帯、子宮のような奥の性感帯は本人の受認態勢が大きく作用するがGスポットは純粋な生理反応で快感を叩き付けられる。
同じく生理的性感帯のクリトリスも含め複合的に攻めると……
「いにゃぁぁぁ……それやだぁ~!」
藍子はフラフラと起き上がり抗議するがもう遅い、次々と股間から潮が吹き出し俺の指を濡らす。
快感と恥辱で泣きそうに見上げてくる藍子をサービスで穢らわしいものを侮蔑嘲笑するように見下す。
「伸びるぞ、食え」
性臭ただよう寝室で、自堕落の極みとも言えるカップ麺で空きっ腹を塞ぐ。
腹塞げが一段落すると、セックス以外では意外とする事がなくなる。
若い女と、いい歳をしたおっさんが一つの空間でお互いの存在だけでリラックスしていつまでも楽しくいれるわけもない。
自然の流れでお互いがパソコンとスマホでネットを見る時間となった。
「ねえ、実太さんってネットで何か調べる時どうしてるの?」
ネットで例の事件の最新情報をしらべているようだ、調べ方について聞いてきた。
「地域、今月、先月 事件名なんかを全部一度に検索すれば関連ニュースがヒットする。
目的と違ったならば検索ワードを変えながら再検索すればいい。
検索した結果から目的にたどり着くための検索ワードを拾って再検索したりもする」
とはいえ、スマホからではわざわざブラウザ検索を呼び出して検索ワードを複合列記しなくてはならない。
音声聞き取らせ検索などでは複合条件での検索は事実上不可能だ。
調べ物をするにもノートパソコンくらい持たせておいたほうが便利か……。
「こういう検索ワードで調べれば、出てくるよ。
とはいえスマホ入力では面倒だろうし、俺の使っていないノートPCを持ってこようか?」
メインで使ってるデスクトップパソコンとは別に出掛け先でも使えるようサブノートPCが欲しくなるものだ。
が、実際に買うと性能はデスクトップ以下、可搬性はスマホ未満。
どんなに軽量でも長時間駆動のためのバッテリーの重さは相当なもの。
で、結局使わなくなった数世代前のが余っている。
スマホしか持っていない藍子にとってみればキーボード入力が出来、スマホとは比べ物にならない大画面でネット動画が見れるだけでもノートPCの価値は大きいだろう。
あ、そう言えば安売りで買った缶詰にプルトップが無い奴があったな。
藍子の部屋には缶切りというものがなかった、缶切りもキーホルダーとして使える八徳ツールが余ってたはずだ。
もってくるか。
「パソコンくれるの!?
嬉しい!ずっとチューブ動画みれるじゃん!」
現金なもので、無制限の爛れた性欲解消によって生まれていた気怠い空間がイチャイチャムードに早変わりする。
何事も経験だな……ヤッてみなければ分からないバカップルの真実。
世のバカップルどもは人目を憚らずどこでも濃厚なキスをしまくる……のではなかったのだ。
先立つ精液と体力が無限なら連中は24時間、時と場所を選ばずセックスしたいのだ。
限界があるから、精液と体力が必要ないキスをして唾液交換で無限に湧き出る情欲を燃焼させているのだ。
フレンチ・キス、バードキス、ディープキス……多少変化をつけてもキスの種類なんてものはパターンが少ない。
数分経つと藍子の目が蕩け小悪魔のようないたずらっぽい表情に変わった。
口内に舌を入れ、絡めてくる。
応じるように舌を伸ばすと周りをなぞる様に舐め回される。
吸い出すように舌を引き出し先端を舌先で舐りだした。
どう考えても舌を陰茎に見立て、舌先を亀頭に見立てて虐めてるんだろう。
ふと、貪ってきた口内から藍子の頭が離れ下半身に視線を一瞬だけ落とす。
そして上目遣いで伺うように見つめてくる。
(どうする? する?)
求める行為はわかり易すぎるほど、わかる。
「しゃぶれよ」
女を物の様に支配するDV男でもなければ言わない、有名過ぎるセリフがすっと出る。
目を細め喜色をあらわにした藍子が腰から太もも伝い頭を下げて陰茎をくわえ込む。
陰茎に見立てて実太の舌を舐ったのと同じ様に竿を舐め上げチロチロと舌先で鈴口を虐めてくる。
<眼の前にぶら下げられた人参>を味わえた満足感で例えようもない快感が下半身に広がる。
螻蟻の一穴
タネが尽きた後にすけべ心を掘り起こされたばっかりに、睡眠とジャンクフードで作った体力を【空打ち】で根こそぎ奪われた。
フラフラになりながら一階でエレベーターを降りると警備員が、守衛室の横にある勝手口から入ってきた仲間と引き継ぎ交代をしているようだった。
(あんなところに勝手口があったのかよ……)
交代完了を待ってから、マンション退出のサインをする。
性のプライベート保護の観点から本来は退出チェックは必須ではない。
防犯対策の為、不審者侵入の入館チェックだけ。
「さっきの勝手口の鍵はセキュリティ管理か?」
「ん? ああ、この前馬掛さんと来られた方……
ええ、と、言っても裏口のマスターキーは本部預かりです。
通常交代は連絡を受けたら中からしか開けれない決まりです」
どんな堅固な城も内通者が内側から門を開ければ無いも同然、トロイの木馬はセキュリティの1丁目1番地だ。
俺がマンションを立てる責任者ならセキュリティ開発部に切れ散らかして0から作り直させる所だが……まあ仕方がない。
守衛の目が存在しないセキュリティ施設は腐るほどある、生きた守衛が警戒しているだけ100倍ましなのだ。
帰宅して自室に戻り、ノートパソコンを譲渡用に簡易リカバリ・再構築をする。
そうこうしているうちに藍子から携帯メールで[昼食は近場の店で外食を探索する]と連絡があった。
’探索’なんて言葉、自分のような下衆な目的にぐらいしか使わなくなったと思っていた。
が、こんなシチュエーションでも使うんだなあ……というどうでもいい感慨に耽る。
だがそういう事なら精力の回復も考えてカツ丼でも食うか。
食事を終え藍子のマンションに向かう。
エントランスから呼び出しをするが、反応が無い。
外食から戻っていないというには時間が遅すぎないか?
怪訝に思い携帯で連絡をする。
呼び出し音は鳴るが出る気配がない……。
数分ごとに何度か再コールしているとマンションの守衛がエントランス前の不審者として声をかけてきた。
「 都留 藍子 さんですか……ご帰宅はされていますね。
異常はないかと言われてもご帰宅されている以上、プライベートまで詮索するような真似はしませんから」
言われてみればそりゃあそうだが「帰宅してる」のに「連絡がつかない」。
何か起きたんじゃないかと訪れればセキュリティで守衛に阻まれるので本末転倒である。
声を掛けてきた守衛には、少なくとも同伴で部屋に入り泊まっていった男だと認知されている。
変に確認に拘わって大事にしようとしたら、振られたストーカーと判断されるかも知れない。
後ろ髪は引かれるがここは下がるしか無いだろう。
ダメ元だが、出来る範囲で異常を見逃さないようにお願いして実太の自宅へ向かう。
何故こうなってしまったのだろう?
理不尽だ……と思うと同時に、親元から離れれば自立心が芽生えるものだと気付く。
何かの切っ掛けで自らの置かれている状況を見直し、考え直した可能性も無くはない。
暗い夜道ばかりではない
意気消沈しつつ、トボトボと歩いていると行く手を塞ぐ者があらわれた。
避けようとすれば通せんぼをするように動く、明らかに意図的だ。
「何のつもりだ?
何れにせよ、男には何の用もない、どけよ」
「うるせえ、残念ながら俺様がマンションの女を訪ねて来たお前に用あるんだよ」
掠れたような声でそういうと、懐から合口を取り出し、鞘を投げ捨てた。
片手で構えもう片方の手の平で押し込むように突っ込んでくる男を、大きく躱す。
すれ違う瞬間、合口の刃を横に薙ぎ切ってきた。
(なんだこいつは?)
どう見ても慣れた動きで命を狙って来た、問答無用だ。
武器としてはリーチも無く扱いも難しい類の携帯用護身武器である。
合口とは昭和のヤクザ映画で良く見たドスと言う奴だ。
相手にぶつかり刃を押し込む独特の戦法から、横に薙ぐナイフ的な攻撃にシフトしてきた。
これが一般女性や、デスクワークで運動を何年もしていないサラリーマンなら成すすべなく刺されるかもしれない。
が、多少動ける相手ではリーチの関係で前蹴りで応酬されたら間合いの有利性は吹き飛ぶ。
刃物であるということと、暴力的な空気に呑まれなければそれ程危険な武器ではない。
襲撃者は態勢を立て直すこともなく躱された勢いそのままに反転し追撃を選んだ。
「おい、鉄砲玉」
宇治原実太がそう呼びかけるが返答はない。
代わりに刀身を振ってくるが実太は踊るように軽々と避ける。
隙を見て状況をみれば、今歩いていたのはボロいビルと使われていない駐車場だらけの人気のない路地であった。
成る程、襲撃するには格好のステージだったのだろう。
「お前、連続暴行犯の一味だろ?」
一瞬、襲撃者の動きが止まる。
「てめえ、デカか?」
「違うが、銃刀法違反厳しい往来を刃物で突っ込んでくるアホの心当たりはそれぐらいしかない」
実太は口角を釣り上げニヤリと笑った。
襲撃者はそれを嘲笑と取ったようでやたらめったら刃を振り回してきた。
狙い通り。
奇襲突撃が失敗した事で、合口を捨て格闘に切り替えられる懸念があった。
格闘喧嘩となれば相手の実力は未知数だし、実太は自主トレしてはいても喧嘩のセンスは皆無だ。
しかし相手が、手に持った殺傷武器に拘るなら攻撃方法は限られ隙も出来る。
隙を付くように大きく沈み込み相手の軸足を思いっきり払う。
格闘なら相手の反撃も予想してあっさり対応出来ただろう。
逆にプロ同士の対戦なら軸足払いは転倒で頭を打てば大変な事になるので忌避しがちだ。
今回に限っては暗殺者への反撃である、襲撃者は情けなくも派手に転倒した。
無防備をさらすその頭へ革靴の先で重心を乗せた渾身の蹴りを叩き込む。
襲撃者は糸の切れた人形の様に動かなくなった。
一瞬、手加減をして藍子のいるマンションの状況を尋問するべきだったかと思考を掠めた。
いや……そんな場合ではない。
生きていようが、命を取り留めていようが関係ない。
今、最も優先すべきはこの場を速やかに立ち去り「事件の被害者・加害者」の捜査を避ける事。
次の一手をいかに素早く行えるかである。
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